反則金の割引

イポーには知る人ぞ知る、駐車違反の反則金の割引制度があります。8月にイポーに来て以来、ひょんなことからこういう制度があるのを知ることになりました。


知らない人は知らない、あるいは知ることがない制度ではないかと思います。知ることになったきっかけについては、“駐車クーポン”、“駐車クーポン2”と題した弊ブログを参照してください。


何故、このような制度が存在するのか?について考察してみます。

割引制度があることは公に公開されていない(と思います)。まさに知る人ぞ知るなのです。知っている人だけが、その恩恵に浴し、知らない人は恩恵に浴すことができないという現状は公平な社会とはいえません。私が最も嫌う“村社会”と言ってもいい、閉鎖的社会です。


この制度を知っている人は、知っていることで利益を得、知らないでまともに払う人よりも得をしたとほくそ笑んでいるのかもしれません。


市当局はこの制度を運用するために、他の業務と兼業とはなりますが、2人(一人は窓口、もう一人は管理職と思しき人で、業務にはタッチせず、ずっと新聞を読んでいました。)を割き、更にチェックする人を2名配置していました。


あまり反則金を安くすると、反則金が負担とは感じることがなくなり、違反があとを絶たない事態も考えられます。逆に反則金が高額すぎると、払わない人が続出し、回収に手間取るということもありえます。今の反則金はそれらを勘案して決定された金額だと思うのですが、公にされていない“割引”とはどのような意味を持つのか全く分かりません。

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