日経ビジネス フォーラム

“マレーシア日経ビジネス フォーラム 2017”が11月30日にクアラルンプールで開催され、招待されたナジブ首相が基調演説で概略次のように語っています。


引用はじめ
日本の会社は、マレーシア課題である、継続的で総合的な成長を生み出すのに貢献してきた。一方で国が第4次産業革命に向かって、完全に対応できるように、マレーシアを改革しつつある。


1980年代から、日本は最大の外国による投資源であり、今年の9月時点で日本はシンガポールに次ぎ第2位の投資国であり、その額は166億米ドル(700億リンギ)となっている。


日本は更に、マレーシア産業界への最大の外国直接投資源であり、2016年末時点で、2,621件の278億米ドル(885億リンギ)のプロジェクトに日本が参加した。


今年の前半に、マレーシア投資開発庁は日本が参加する16件、559百万リンギの製造プロジェクトを承認し、うち75%がマレーシアに再投資され、既に操業しています。投資は事業を行う企業の、マレーシアへの継続的な信頼と確信を示している。


マレーシアは1982年以来、東方政策の下、日本と協力してきており、両国は相互の最恵国待遇を最近、再確認した。


東方政策の下で、マレーシアは日本の大学と研究所に、経験と産業訓練のために学生を送り出した。現在までに、16,000人を超えるマレーシア人がこのプログラムの恩恵を受けた。


2050年にはアジアには53億人が住むと予測されており、アジアは魅力的なマーケットとなる潜在性をもっている。世界人口はそのときに99億人と予想されているので全体の54%がアジアということになる。


19世紀はイギリス、20世紀はアメリカが制覇した、と言われている。。21世紀はアジアが世界経済の震源地になる番だとマーケットの専門家とアナリストは予測している。
引用終わり


自信を失っている日本人としては、ナジブ首相の演説には日本への過去の実績への賞賛はあっても、将来への日本への期待はなかったように感じられました。過去の実績を鼻にかけ、現状に満足していては将来が危ういと強く感じます。子供や孫の時代には日本がどうなっていくのか本当に心配で、”日本を今一度洗濯しなければならない” のではないかと強く感じます。

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