イポー雑感

イポーに移って4ヶ月がたったこの時点で、イポーに付いての雑感を述べてみたいと思います。


系統だったものではなく、あくまで、4ヶ月の滞在歴しか持っていない門外漢の感想です。


イポーの第一印象は、道路が空いていて、駐車が楽、車が少ないので渋滞にあうこともなく生活が楽だということでした。そして、街中には安くておいしいレストランがたくさんあり、物価も安く、本当にイポーに来て正解だと思いました。


一方でショップロットや商店街は寂れた感じが否めず、日本の地方都市のシャッター街を想起させるような面もありました。ゴルフ場は空いていていつでもプレーでき、ゴルファーにはまたとない好環境です。マッサージの環境も抜群で、予約なしでいつ行っても殆ど待たされることなくやってもらえます。


最近この好環境が少し心配になってきました。利用者にとってはいいことも、事業者の側に立てば、正反対な環境ということになります。


いつ行っても、安い価格で利用できるということは、事業者にとっては、利益が出ないということを意味しています。


車が少ないということは、KLなどの大都市に人口が流出していることを意味し、空いているマッサージ店、ゴルフ場は客が来ないということでもあり、それを象徴しているのが空き家となってシャッターが下りているショップロットです。今営業している店も、事業の見直しで閉鎖されないという保証はありません。イポーの人から「若者はKLに行ってしまい、イポーに残っているのは年寄りばかりだ。」という言葉を何回となく聴きました。


そうは言っても、若い人が全くいないというわけでもありません。今はスクールホリディなので、子供はあまり見ませんが、学校が始まると、学校の前は送り迎えの車であふれることはKLと同じです。イポーにも、錫の採掘が終わった後も、全く産業が途絶えたわけでもなく、多少は産業があり、その従業員の家族が生活してもいます。
いいニュースとしては100円ショップのダイソウがキンタシティのイーオンに近々出店するという話を聞いたことで、全く暗い話題ばかりというわけでもありません。


イポーにいつまでいられるかは分かりませんが、当面はイポーのいい点を活用しながら、生活を継続する所存です。

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