炎上したSNS

犬への虐待が防犯カメラで撮られ、それがインターネットにアップされて、本人が特定されて?逮捕され、罰金刑を受けたという記事を紹介します。記事の原文は下記URLを参照してください。
https://www.thestar.com.my/news/nation/2018/01/08/singaporean-gets-rm8000-fine-for-vicious-attack-on-dog/


引用はじめ
シンガポール国籍の実業家が競技用ヘルメットで犬を何回も叩いている様子がビデオに撮られ、それがSNSにアップされて炎上し、裁判所で8,000リンギの罰金、もし支払わないときは8ヶ月の収監という判決が下されました。


判決は被告(57歳)が主張を変え、罪を認めたため、同日に実施予定だった審理の前に下されました。被告は2017年4月2日午後8:49にスランゴール州プッチョンのバンダル キンララ タマン メロディにあるガードマンの小屋で、白と茶のまだらのオスの雑種の犬を、競技用ヘルメットで何回も叩き、犬を虐待するという残虐行為を行ったかどで訴追されていました。被告は判決後、罰金を支払いました。


弁護士は「犬の傷はたいしたことはなく、今は回復して元気に動き回っている。ビデオがインターネットで流されてから、被告はフランチャイズ事業の免許を失い、犬に対する行為を謝罪してもいる。」として、軽い判決を求めていました。


一方で、獣医サービス局の副検事は、「被告の行為は深刻なもので、被告と一般への抑止効果のため、適切な判決を望みます。」と主張していました。


裁判中に近くで犬の鳴き声がし、副検事が犬を裁判所に連れてきていることを知らせました。裁判長が犬の状態を見たいといい、獣医局の係官が犬を法廷に連れてきました。


事件のあらましは、防犯カメラで撮られたビデオが“マレーシア独立動物救護フェースブック”に載せられ、プッチョン バンダル キンララの住宅地域で、男によって犬が何回も殴られている様子が流されました。昨年の4月6日に獣医局の係官が、その場所のガードマン小屋を訪れてチェックしたところ、ビデオに写っていた競技用ヘルメットとオスの雑種犬を見つけたということです。
引用終わり


動物を虐待した行為はさておき、問題になりそうなのは、防犯カメラによる監視がいろいろな場所で行われていること、インターネットで本人の承諾もなく、写真やビデオが簡単に流されてしまうことです。防犯カメラの映像の著作権はどうなっているのかの問題もあります。インターネットで流されて、不当な行為が罰せられるというプラス面はあるのですが、名誉毀損などで訴追されるリスクも考慮する必要がありそうです。

×

非ログインユーザーとして返信する