マレーシアでのごみの取り組み(By JICA)

生ごみの堆肥化とリサイクルに、日本の国際協力機構(JICA)が取り組んでいるというニュースをベルナマが配信し、サン紙がそれを受けて報じていますので、紹介します。記事の原文は下記URLを参照してください。


引用はじめ
JICAはキャメロンハイランドで、2017年11月から2019年2月までの間、食品廃棄物の堆肥化とリサイクルに付いての、実現可能性調査を実施中です。JICAの声明では、調査は日本の会社、北九州市のサポートを受けたメリーコーポレーション、固定廃棄物および公共清掃管理会社の協力の下で連合して行われています。


メリー コーポレーションの堆肥製造機の潜在力の試験と、キャメロンハイランドの食品廃棄物の処理問題を解決するノウハウを目的とした調査は、2017年11月と2018年2月の2回実施されました。


調査によって情報が集められ、それは収集、分別された食品廃棄物を運搬し、農業のための高品質の堆肥を作り、キャメロン ハイランドにリサイクルの輪を作るのに必要なものとなります。


メリー コーポレーションは食品廃棄物管理に特化した環境問題解決に集中しており、2014年から2016年に、パハン州のフレーザーヒルにおける、固形廃棄物管理の改善でJICAの協同プログラム(JPP)に加わったことがあります。食品廃棄物はマーケット、病院、スーパーマーケット、レストランから集められ、2016年には1,300トンに達し、農民のために堆肥を生産する堆肥製造機を備えたリサイクルセンターに持ち込みました。日本と同じリサイクルの輪のコンセプトを推進し、年間処理能力45,000トンを持つ日本の500の事業所に堆肥製造機を供給してきました。


現在、キャメロン ハイランドの埋立地は小さく、屋根つきではありません。ごみは水分が多いので、燃焼プラントで焼却することは困難です。従って、ごみは離れた場所の別のゴミ捨て場に運ばれています。


JICAは語っています。「この問題を解決するために、堆肥製造のための一般ごみから食品廃棄物を分別することが、水分が多い大きな量を削減し、焼却できるごみに変換していくのに適切だと考えられます。地元のマーケット、農場、ホテルもリサイクルの輪に加わることに関心を示しています。」
引用終わり


ごみの分別は、本当に有用なのかに付いては、議論のあるところだと思います。マレーシアでは企業には危険物などの分別が強制されていますが、個人レベルでは全く野放し状態です。日本での厳しい分別に辟易した後で、マレーシアでの自由さにほっとするというのも正直な気持ちです。

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