空港での白タク取締り

KLIAやKLIA2に於ける、白タクにまつわる話を国営通信ベルナマが配信し、それをスター紙が報じていますので紹介します。原文は下記URLを参照してください。
http://www.thesundaily.my/news/2018/03/01/taxi-touts-use-foreign-lookouts-warn-them-raids-klia


引用始め
KLIAやKLIA2で白タクの客引きが、道路運送局(JPJ)の取締りがあることを彼らに知らせるための“見張り”として、移民を利用していることが明らかになりました。


JPJの総部長は、“タクシータクシー取り締り”について、KLIAでの記者会見で次のように語っています。


「客引きたちが客となる人たちとの交渉に忙殺される一方で、僅かな金で、外国人が取締官に対する“スパイ”として使われている。


このような行為は、わが国の入国ポイントでのタクシーの客引きを一掃する我々の取締りの邪魔になる。そうは言っても、先週の日曜日から3日間のKLIAとKLIA2での特別取締りで、我々は10人の地元の客引きを捕まえた。KLIAの到着ホールで客引きが客と交渉している中で、我々が捕まえた。客引きたちのメインのターゲットはアラブの観光客だった。


客引きたちの手口は、空港で合法的に営業しているタクシーよりも安い運賃を提示して客を説得するというものです。客引きが提示する価格帯はKLまで80リンギから100リンギで、初めて来た人たちは、実際の価格が65リンギから80リンギとは知らずに、提示された金額に魅せられてしまいます。


悪いケースでは、乗客は目的地に着いたときに100米ドル(392リンギ)を請求されることもあります。その言い分は、提示した金額は通貨の種類を言っていなかった、というものです。


特別取り締まりはペナン、ジョホールにも拡大して行きます。」


引用終わり


バジェットという種類のたタクシーが最安値で、KL市内ならば、細かい数字は覚えていませんが、大体65リンギだったかもしれません。このタイプのタクシーは荷物があまりつめず、車は古い車が多く、プロトンが多く使われています。その上のクラスでは確か100リンギ位だったと思います。


距離としては80kmはあるので、その距離で65リンギというのは日本の感覚では安すぎです。物価が安いというのがマレーシアへの呼び込みのセールスポイントということになるのでしょうが、そのしわ寄せはタクシー運転手に来ているということも言えます。

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