MACC新委員長

5月22日(火)はマレーシア反汚職委員会へのナジブ元首相の出頭日です。事件解明の期待が膨らむ中、捜査を担当するMACCへの操作能力への期待が高まっています。


先週MACCの委員長が解任されましたが、新任の委員長が5月21日に着任しました。同氏に関する記事を紹介します。記事原文は下記URLを参照してください。
http://www.thesundaily.my/news/2018/05/21/new-macc-chief-share-%E2%80%98interesting-issues%E2%80%99


引用はじめ
MACC委員長に就任したダトゥック スリ モード シュクリ アブドゥールは就任初日である5月21日に群がる報道陣を前にMACC本部前で次のように語っています。


「再び、MACCに入ることになったが、大変な任務だと認識している。明日、メディアに様々な問題について説明を行う。一方でKLにおける会議のため、急がなければならない。」


同氏はマハティール首相がMACCのトップに指名した人物です。これまでMACCの捜査をナジブ前首相が妨げてきたことを証明する捜査が期待されています。彼は現在58歳で2016年に引退しましたが、当時はMACCの副委員長を務めていました。


先週解任された、タンスリ  ドゥルキフリ アーマッドに代わる委員長の候補には入管総部長のダトゥック ムスタファ アリ、交通省総部長のダトック シャハルーディン カリッドなどの名前も上がっていました。


モード シュクリは厳格でまじめな汚職退治者として知られ、2015年に、非難を浴びている国有投資会社の1MDBの以前の子会社であったSRCの金融スキャンダルの捜査とその後26億リンギがナジブの個人口座に寄付として払われた問題の捜査指揮を取っています。


引用終わり


一度は1MDBの捜査に係わった人物が今回捜査の責任者となるということのようです。政権が変わり、どのような捜査結果となるのか注目されます。

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