中国との関係

マレーシアの新政権が中国とどのように向き合っていくのかは今後の注目点ですが、これに付いてAFPが発信した記事を紹介します。記事原文は下記URLを参照してください。
https://www.thestar.com.my/news/nation/2018/06/17/malaysia-power-shift-hits-china-infrastructure-drive/


引用はじめ
マレーシアは、嘗ては中国のインフラ世界戦略の忠実なパートナーでしたが、新政権は中国が後ろ盾になっているプロジェクトの見直しに入っており、中国が非常に重視してきた政策の鍵となる関連プロジェクトの脅威になりつつあります。


スキャンダルで汚れたナジブの前政権は中国と親密な関係を持ち、主要鉄道や深海港を含む中国が出資する一連の取引にサインしてきました。しかし、長期に渡る連合政権は汚職と生活費の高騰への怒りで、先月突然に政権を失ってしまいました。


批評家がいうには、中国との合意文書の多くは透明性を欠いており、疑いに火をつけ、最終的にはナジブ政権を倒すもとになった金融スキャンダルの債務返済と交換に、攻撃に晒されました。


政治に重点をおくマハティールが率いる新政権は、マレーシアがインフラを推し進める中国の最も協力的なパートナーの一つになっているマレーシアの立場に疑問を唱え、疑わしくみえる中国との取引の見直しをするとしています。


昔のシルクロードを復活するという一帯一路といわれる中国の野心的政策は港、道路、鉄道の世界的なネットワークをもち、2013年に開始され、習近平の経済的中心政策になっています。


マレーシアは親中国のカンボジャとともに、他国のプロジェクトが、土地取得から資金拠出までの政府との交渉で問題に直面する中で、東南アジアの輝くスポットと見られていました。


あるシンクタンクの上級パートナーは次のように語っています。「ナジブのもとでのマレーシアはプロジェクト実行の許可にすばやく動いた。シンガポールの研究所によると、2008年のマレーシアの正味の外国直接投資の流入額では中国は全体の0.8%だったが、2016年には14.4%になった。


マレーシアは1MDBの債務をカバーする助けを求めたいと考え、中国とのすばやい取引に走ったと、広く考えられている。」


ナジブとその一味は大きな不正によって国策の投資会社から多額の公金を盗んだとして非難されています。ナジブと1MDBは否定していますが、民衆の怒りが政府を転覆させた力になっています。


中国の計画は脱線したのでしょうか?


新政権は国の巨額な債務を減らす視点で、KL・シンガポール間の高速鉄道建設はストップを通知しました。


プロジェクトは初期段階であり、一帯一路の一部分として、中国からの資金はまだ受け取っていませんでした。しかし、中国の会社(複数)は中国の雲南省から、中国の商品を輸出するための取引のハブとなるシンガポールまでの高速鉄道の一部を構成することになる路線の一部を建設する恩恵を与えられていました。その路線の一部として既にスタートしていたのが、タイ国境近くからクアラルンプール近くの港までを結ぶ140億米ドルの東海岸鉄道で、資金は既に出され、建設も始まっています。


マハティールはその合意書に付いては再交渉していると言っています。


その他の中国資本のプロジェクトの中に重要な航路と広大な産業地の近くのマラッカの深海港があります。


現在は、まだどのプロジェクトが変更され、キャンセルされるのかははっきりしませんが、いくつかには斧が振るわれると予想されています。


資本経済の専門家はいくつかの政策をキャンセルすることに賛成し、「マレーシアの財政が弱いし、プロジェクトの中には疑わしいものもある。」と語っています。


中国外務省はコメントを求めても反応していません。しかし、最近の中国の国営のタブロイド紙である”グローバル タイムス”は「もしマハティールが中国の会社の利益を害するならば保障を求める権利がある。中国政府も中国企業の利益と権利を護るため、断固とした手段をとるだろう。」と書いています。


中国の心配に加え、マハティールは中国のライバルである日本に明確な傾注を示しており、政権に付いて初めての外国出張に東京に行っています。この訪問により、マハティールは中国との関係に冷気を示し、「中国とは良好な関係を持ちたいが、中国に金は借りたくない。」と語っています。


引用終わり


中国は世界に振りまいている原資はどこから来ているのかが問題になりますが、ほとんどが借り入れによるものといわれています。貸付先がつまずくと、バブルがはじけたように一挙に崩壊する可能性があるとも思われますが、どうなるでしょうか。


マレーシアも資金的にどのように今後マネージしていくのか、目が離せません。


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