1MDBの捜査状況をロイターが配信

6月19日は2018年のワールドカップで日本が2-1でコロンビアに勝利し、日本がアジア諸国の中での、今回のワールドカップの始めての勝利者となりました。


マレーシアは出ていないのに、マクシスとエアアジアが資金を出してRTMが版権を購入したため、マレーシアでも実況中継を見れてよかったです。両国とも点が入ったのはセットプレーがらみか、ペナルティー キックという展開でしたが、素直に日本の勝利は喜ばしいことです。


さて、本日はロイターが配信したナジブの汚職疑惑に対する捜査に関する記事を紹介します。記事原文は下記URLを参照してください。
http://www.thesundaily.my/news/2018/06/19/almost-perfect-case-against-najib-says-dr-m


引用はじめ


マハティールは「国が運営する基金である1MDBから横領したとして、マレーシアがナジブを追及しているのは、国の金の横領と収賄容疑です。」とロイターとのインタビューで語っています。


「マレーシアの捜査当局は1MDBから騙し取り、数十億ドルの公金を不正に処理した主犯に対する、既に殆ど完全なものを入手している。ナジブが1MDBを創立し、中心的な役割を演じてきた。彼が1MDBに対して全ての責任を負っている。彼の署名無しでは何も出来なかったし、我々は1MDBが交わした全ての取引に彼がサインしたものを持っている。」


マハティールは2003年に22年間の政権から引退し、92歳になって引退から返り咲き、先月の総選挙でナジブを倒すために野党に加わりました。


驚くべき勝利に続き、マハティールは1MDBとその運営に対するナジブの捜査を再開しました。米国司法省は盗難捜査の結果、1MDBから45億ドル(180.3億リンギ)を超える金額が不正に処分され、約7億ドルが最終的にナジブの個人口座に入金されたことを明らかにしています。


マハティールはナジブの出国を禁止し警察はナジブに関わる財産調査を実施し、汚職捜査官はナジブ夫妻の聴取をしました。


ナジブは不正をずっと否定し、1MDBからは金を盗んでいないと主張しています。


マハティールは「捜査当局はナジブのいくつかの犯罪を見据え、これらの犯罪は首相という地位の乱用によるものだとしている。これらは横領、公金の窃盗、公金の喪失その他の犯罪などを含んでいる。


その妻であるロスマーも1MDBに関して捜査されている。金の一部ではあるが、多額の金が彼女に行ったということは分かっているが、彼女は全く紙にはサインしていないので、証拠の痕跡を見つけるのは非常に難しい。


ナジブは多くの署名を残している。1MDB事件の最初の逮捕者は数ヶ月以内に実行され、年末には裁判を開始したいと希望している。このものすごい事件に我々は懸命に当たっている。殆ど完璧な立証が既に出来ていると確信している。」と語っています。


事件のターゲットの名前を尋ねられ、マハティールは「ナジブ、ジョーローほか数名だ。ローはマレーシア人の金融業者で1MDBの中心人物と見ている。ナジブとその家族に近い人物だ。裁判になれば不正の明確な証拠を出す。負けるわけにはいかない。」と語っています。


引用終わり


アメリカの司法省の捜査が事件が明るみにでた発端だということをマハティールが明らかにしました。1MDBの監査は行われていなかったのか、会計検査というものはないのか、あったとしても事件の捜査を強制終了させたぐらいなので、なんらかの力が働いて、不正を隠蔽したということなのでしょう。政権が変わらなかったら真相は闇の中でした。


これからモンゴル人モデルの殺人事件の再捜査が始まる可能性も出ています。

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