グラブ運転手が殺人事件に遭遇

グラブといえば、流しのタクシーに代わって、車を保有している人にとっても、マレーシアに住む人にとっては、なくてはならないものになりつつありますが、その運転手が殺されているという事件がありました。


発見されたのは6月23日の夜のようです。これに関する記事を紹介します。原文は下記URLを参照してください。https://www.thestar.com.my/news/nation/2018/06/24/grab-driver-found-dead-in-vehicle-in-bizarre-position/


引用はじめ
6月23日の夜、スランゴール州のタマン スレイヤン マクムールで、グラブ タクシーの運転手が、運転手の車であるプロドゥアのマイビー車内で首に絞殺の痕を残して死亡しているのが発見されました。殺人事件と見られます。


ゴンバック地区の警察は「6月23日午後8:20に、犠牲者(27歳)は、車の後部座席に頭を床に付け、足を上にした不自然な格好で発見されました。首に引き裂いた痕がありましたが、現場で武器は発見されていません。鑑識報告によると、車内でモバイル電話が2台、スリッパ1足、シャツが発見されています。犠牲者の遺体はクアラルンプール病院に送られました。」と6月24日に発表しています。


記録によると、犠牲者は6月23日の9:34にトゥン タン チェン ロック通りからスレイヤン バルーに最後の乗客を運んだということになっています。


引用終わり



記事には様々な矛盾があります。まず、首に“絞殺のあとがある”と書かれていますが、警察の発表では“引き裂かれたあとがある”となっています。絞殺された上で刺されたということもありえるでしょうが、釈然としません。
また発見されたのは6月23日の夜8:20ということですが、乗車記録は現場への到着は9:34となっていることなどが矛盾箇所です。


よくこうした矛盾を解決せずに記事が書けるものだと思いますが、これが新聞というものだと妥協せざるを得ません。しかもこの記事は国営通信ベルナマが配信した記事です。何をかいわんやです。


乗車地点がKLの中華街近くで、現場はスレイヤン バルとはっきりしており、注文記録
も残っているでしょうから、最後の乗車者の身元は簡単にトレースできるのではないかと思います。中華街からスレイヤンまで国道1号線を使っていけば15分程度のところなので、中華街で乗車した時間は午後9時20分ごろだと推定されます。


犯人像をプロファイルすると、遺体を後部座席に運んでいるところから、車を保有していない、また地元の人が夜9時ごろ中華街にいるというのは稀であることから、スレイヤンに滞在している出稼ぎ労働者ではないかと想像されます。


ウェブ接続可能な携帯電話を所有していないとグラブは基本的に利用できないので、最後の乗客は割りとすんなり特定できそうですが、使った携帯電話が怪しいものだと、特定するまで時間がかかる可能性もあります。

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