ゴルフで出会った人たち

8月7日、イポーに移住して、ネットの開設とともに重点的に取り組んだのはゴルフ場の会員権獲得でした。


狙ったのは住まいから5,6分の時間距離(実際の距離は5km弱)にあるRPGCでした。3月に住まいを決めるため下見でイポーを訪れましたが、ゴルフ場から近いことも住まい決定の重要な要素でした。会員権売買情報を書いた掲示板がキャディー マスター室の横にあることをそのとき教えてもらっていたので、今回、その中から何件かにSMSを送り、売却価格を問い合わせた結果、オファー価格が最低値を100とすると最高値は150程度まで散らばった回答を入手しました。案外カルテル的な動きはなく、自由に価格を設定していることが伺えました。




8月12日に最低値を出してくれた人に買い希望を伝達し、それ以外の人には「他の人と交渉中」である旨、断りを入れました。


彼はKLに住んでおり、17日にイポーに行く用があるので、そのとき、ゴルフ場に出向いて手続きをしよう、ということになりました。


決済方法については相手方は現金希望のようでしたが、名変手続き完了後、その場でインターネットバンキングを使って振込みをすることで了解してもらいました。「現金を持ち歩くのはリスクがあるし、数えるのも大変だし、チェックを持って行ってもいいが、チェックを発行するにはあなたの詳細なデータも必要になりますし。」と言って説得しました。


取引当日、約束の時間に夫人同伴で相手が現れ、ゴルフ場のマネージメント事務所で、書類作成を実施し、名変手続きが完了しました。実はインターネットバンキングがうまく行かない場合もありうると想定して、現金も準備していたのですが、奥さんも一緒で、現金を数えるのを分担できるので、現金で支払いを行いました。これで決済も完了です。彼から「メンバーとして最後のラウンドを明日一緒にやらないか?」とのお誘いがあり、翌日一緒にゲストとしてラウンドすることになりました。


彼の名前はピエトロというイタリヤ人で、KLのPWTC近くに住んでいること、年齢は68歳で、10年前にマレーシアに来て現在はMM2Hビザでマレーシアに滞在していること、KL近辺ではラーマンプトラとグレンマリーの会員権を持っており、グレンマリーは現在名義を貸していること、RPGCは2年前に購入したが、イポーの友人がマカオに越してしまったため、売ることにしたこと、購入後3回しかプレーしたことがないこと、奥さんはマレーシアン チャイニーズで、自分はKLは住みにくく思っており、コタキナバルあたりに引っ越したいが、奥さんがKLから離れたがらないこと、などをうかがいました。


彼はイタリアのナポリ出身だそうで、ナポリという都市は“ニュー ポリス”と言う意味で、ギリシャ時代に建設された“新都市”という意味であること、その歴史に比べればマレーシアには歴史がないも同然だというようなことを言っていました。


「イタリアについては会社の仕事でミラノに行ったことはあるが、そこから南へはボローニャに行った位で、ナポリやローマには行った事はない。ミラノの北にあるコモ湖は観光に行ったことがあります。」と私が言ったところ、「コモ湖はとても美しいところだ。毎年家族と行っている。」という話をされるので「イタリアにも家族を持っているのだろうか?」という疑問がわいてきましたが、そこはそれ以上深く追及することは止めておきました。彼のハンディキャップは23ということでしたが、そこそこ同レベルのゴルフで、楽しくラウンドできました。一期一会となる出会いかもしれません。


さて、名変手続きが終わったといっても、ゴルフ場の説明会に出席しないと正式にはメンバーにはなれません。その説明会が28日(月)に実施され、そこで仮メンバー証とカーステッカーなどを受領し、翌日からメンバーとしてプレーできるようになりました。何でも説明会は2ヶ月に1回しか開催されず、名変手続き後1週間強でメンバーになれたのはラッキーだと、ゴルフ場のスタッフに言われました。


メンバーになってまだ2週間もたっていませんが、4月はじめからそのときまで全くゴルフをやっていなかった反動からか、今は毎日ゴルフ漬けの状態です。


メンバーはフレンドリーで、よく一緒にプレーをしないかと誘われます。その際にそれらの人たちから聞いた話を次回紹介します。

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