ポメロ

イポーはポメロの産地となっていますが、ポメロはもともとは中国が原産地で、バリ島を経て、中国人が持ち込んだようです。


マレー半島のポメロの産地はプラ州のタイピンとイポー東部のタンブンです。三宝洞(サンポートン)近くの国道1号沿いに、観光客向けに販売店が並んでいるほか、イポーほかKLやジョホール、ペナンの果物屋やスーパーでもポメロは売られています。価格は大きさ(重さ)によって違いますが、1個当たり15リンギ~20リンギといったところでしょうか。皮が厚く、剥くのに苦労します。中身は意外とちっちゃいです。


新聞によると、最近は今年のポメロの作柄は高騰する肥料価格と雨の影響で収穫が減っているとのことです。


タンブンの農家では次のように言っています。


「肥料価格は50kgバックが80リンギだったのが今は180リンギになっている。加えて雨が汚染されていて花が咲かないケースもある。また3日雨が続くと、作柄に悪影響があります。今まで農家はシーズン200個から300個ポメロを売って来ましたが、今年は50個から80個しか生産出来ていない。販売も低調で中秋節でも販売の不調が予想されます。」


タンブンの他の農家もこれに同調し、「雨が作物の生長に影響している。花が咲く前に雨が降るとつぼみが落ちてしまう。だけど中秋節用には量は確保されています。価格は若干上がっており、消費者は購入に慎重になっています。」


中卸業者は「生産コストが上がっていますが価格は安定しています。長い雨季の悪影響はありますが、チャイニーズ ニューイヤーと中秋節での需要は好調です。」と語っています。


今年は雨が多く、農業生産にも影響が出ているようです。それでも、こちらのゴルフ場の雨対策はしっかりしていて、水はけがいいので、プレーに全く支障がないことは特筆ものです。

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