いぼ

いぼについての記事です。


”治療していないいぼは他人に伝染するのでしょうか?いぼが小さく、特に問題がない場合にも治療は必要なのでしょうか?


治療していないいぼは他人に伝染し、いぼの原因となっているビールスは他人に伝染する恐れはあります。


幸いなことに、殆どの成人はいぼの原因になるビールスに対して免疫を持っています。子供は免疫を持っていないケースが殆どなので、伝染する可能性が高くなります。


いぼは人パピロマビールス(HPV)が原因で発症します。このビールスは一般的なビールスで100種類以上のタイプがあり、したがって様々なタイプのいぼがあります。あるタイプのHPVは性的接触で感染します。しかしながら殆どは日常の接触やタオルやハンカチの共有で伝染します。


人々は殆どのタイプのHPVに対する免疫を獲得していて、ビールスに感染したりすることはまずありませんが、免疫獲得には時間がかかります。子供や若者は一般的なビールスに対する免疫を獲得するための十分な時間がないため、広く感染が広がることがあります。


ビールスに感染するといぼができます。皮膚にできたいぼは時間をかけて発症します。いぼにはビールスが存在しています。もし誰かが、直接、間接に、例えばプールの床やカーペットでも、いぼに接触すれば伝染します。HPVに免疫のない人の傷口などにいぼの一部が入り込んだ場合にこのようなことが起こります。


いぼが成長するとHPVは皮膚を刺激して血液の供給と神経の成長を促し、いぼは大きくなり、自然に消えることはまずなくなります。


ほとんどのいぼは治療しないと、1,2年続きます。体はビールスを認識しそれと戦い、いぼは消滅して行きます。


いぼが残っている間は、触ったり手や足、顔にできた場合には簡単に伝染します。殆どのタイプのガンに関連した感染を防ぐことを目的としたHPVワクチンは性器や一般的ないぼにも有効であることが多いのです。


米国疾病予防センター(CDC)はすべての子供と9歳から14歳の青少年が少なくとも6ヶ月離してワクチンを注射することを推奨しています。15歳から26歳の青少年の場合はワクチンを3回受けるべきだとしています。


小さくて、支障がないいぼは治療の必要はありません。いぼが不快ならばサルチル酸のような市販薬が治療に使えます。大きいいぼや、痛みのあるいぼで市販薬に効かない場合には別の選択肢があります。皮膚科医は抗ウイルスクリームや、免疫システムを刺激したり、いぼの皮膚細胞の成長を阻害するする薬品やいぼを消滅させる処方などを提供することができます。稀に皮膚組織を除去する手術やレーザー手術が必要となる、厄介ないぼの場合もあります。いぼが発生したことが今までなく、突然いぼができた場合には、あなたが大人であるならば、免疫機能が正常なのか医者にかかって検査して見てください。大人には通常は一般的ないぼができることはありません。しかし多くのいぼが出てきた場合には免疫が正しく働いていない可能性があり、免疫機能の検査を早急に実施することが必要です。”


いぼはウイルスが原因だということは、割と知られていると思いますが、軽度の場合にはサルチル酸などで簡単に治療できるということのようです。日本のテレビでいぼの治療薬のCMが流されていたことを思い出しました。

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