マレーシアの次期首相はだれに?
マレーシアの政治状況が混とんとする中で、暫定首相に指名されたマハティールに空白となった内閣の組閣が委ねられています。組閣の完了後、マハティールは退任することになると思われます。
国王が全議員にインタビューし、各議員の考えを聴取しています。
憲法上、君臨すれども統治せずという立場である国王に政治に介入する権限が与えられているのか議論があるところだと思いますが、実際は国王がそのような動きをしています。
さらに次の内閣の首班について党派ごとの動きが活発に行われています。
目立った動きとしては、議員総数222名中93名で構成される、26名のPPBMが抜けた希望連盟PH(DAP,PKR、AMANAH)がアンワールを次期首相候補とすることを表明し、その他の政党は首相候補については言及していません。BNは総選挙を主張しています。
PKRから離脱した11名はPPBMに参加するという情報もあり、またPPBMが希望連盟PHに再加入するという情報もあり、結局はPHが過半数を確保して、支配政党グループになるという可能性が出てきました。
そうなれば、マハティールの思惑とは異なり、結局はアンワールが第8代のマレーシア首相になるということになりそうですが、結果は近々判明することになるでしょう。PPBMの動向次第で、総選挙の可能性もまだ残されてはいます。