ボランティア活動

ストレスのない生活が理想である反面、脳に負荷を与えない生活は逆に認知症発症リスクを増大させるかもしれないという記事が出ていました。



引用はじめ
ボランティア活動をすると、生活習慣病が減少し、身体不全に至る生活習慣病のリスクが減少し、様々な身体の健康に有益であるということは以前から知られています。


しかし、認知症への影響についてはあまり知られていません。最近の研究によると、老年者においては、作業の記憶を含め、脳が記憶を一時的に蓄積し、情報を管理し、脳が如何に早く情報を取り入れ蓄積するかの処理をするために、脳に何が必要かについて、ボランティアと認知症には関連性があるということが分かってきました。


記憶、作業記憶と処理のような認知機能は独立した生活のためには必須のものです。


脳が情報を処理するために、認知機能は道具であり手段です。脳の作業記憶と処理能力はボランティア活動から最も多くのものを得ることができます。


この調査のために51歳以上の11,000名を超えるデータが集められました。その結果、ボランティア活動に費やした時間に係わらず、認知機能とボランティア活動には重要な関係があることが分かりました。


しかしながら、教育レベルの低い成人と女性は、特にボランティア活動の恩恵を受けていることも判明しました。


調査前には教育レベルが低い老人は認知機能の低下リスクが高いとされていました。ボランティア活動でそのリスクがいくらか低下したといえるかもしれません。


ボランティア活動は、指示に従ったり、問題を解決するなど様々な活動において、脳を作業記憶や処理のために働かせることになるので、脳に好影響を与えるのかもしれません。
引用終わり


ボランティア活動と言っても様々な形態がありますが、マレーシアで行われた、PGAやLPGAのゴルフ大会でボランティアをやった自らの経験からすると、観客に対応するに際しては、こちらは大会スタッフの服装をして、スタッフの札をぶら下げているので、大会運営者の側に立って対応します。


対応する相手は料金を払って見に来ているお客さんですが、時には毅然と、時には丁寧に対応しなければなりません。事前に受けたレクチャーを超えた事態も発生するので、臨機応変に対応できなければなりません。その意味では脳に負荷がかかります。


しかし終わった後は充実感もあります。その意味ではボランティア活動は負荷と解放の両方が体験できるので、いい刺激になるということはいえると思います。

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