愚痴です
最近の報道で少し考えるところがあり、ここで述べさせていただきます。
ここのところ、日産自動車、神戸製鋼所、マツダなどの日本企業の不祥事が相次いで報道されました。日本の経済団体もこの3件について非難をしています。
神戸製鋼所については、定められた基準に達していないものを、一定の歩留まり率を保つため、データを改竄して不良品とすべきものを良品としていた虚偽行為であって、反社会的行為で弁解の余地はないと思います。
しかし、日産自動車とマツダの“無資格者”による試験の実施については、神戸製鋼所のケースとは全く異なると考えられます。
ここでいう“資格”は公的な“資格”ではなく、社内で定めた“資格”であって、企業自治の範囲内で解決されるべき問題ではないかと考えられるからです。形式認定の手続きとして、“有資格者による検査を実施する”という手続きを、国土交通省に届けていることは推察されますが、社内の“資格”を持ったものが直接実施する必要はなく、“資格”を持った者のスーパーバイズのもとで、その委任を受けた“無資格者”が検査を実施することはありえることではないでしょうか。
この時点でそのような反論をすると、正論であってもマスコミに叩かれる事は目に見えていますが、このようなマスコミのやり方は目に余るものがあります。売れることだけを考えたマスコミは既に公器としての信頼性は失われ、ゴシップ、赤新聞の類となんら変わるところはありません。
加えて、このところの社会の風潮は、なにか弱みを持った人間を完皮無きまでにたたきつくすといったものがあり、惻隠の情が死語になっているかのようです。
愚痴に付き合せてしまい申し訳ありませんでした。