ひったくり犯を民衆が取り押さえる

ひったくり犯を現場にいた人たちが取り押さえて、警察に引き渡したというニュースを紹介します。


ひったくりという犯罪はマレーシアではよくある犯罪で、バイクを使って、通行人のバックをひったくるというケースが多いのですが、今回の犯人は、バイクは使っていなかったようです。記事の原文は次のURLを参照してください。
https://www.thestar.com.my/news/nation/2019/12/26/snatch-thief-chased-down-by-the-public


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“ひったくり犯を民衆が取り押さえる”


女性のバッグをひったくった無職の男性は、手痛いしっぺ返しを受けました。ひったくられた女性の叫びを通行人が聞き、彼らが犯人を追いかけて取り押さえました。


警察の発表によると、場所はサラワク州の北部、シブでクリスマスの日の朝9時半に起こりました。38歳の犠牲者が薬局で薬を買っているところに男性が近づいてきて、突然ハンドバッグを奪い取り、走って逃げました。女性は助けを求めて大声を出しました。これを聞いた傍にいた人たちは、犯人を追いかけました。


その犯人は躓いて、道路に倒れ、人々に取り押さえられました。容疑者を取り押さえた人々は通りかかった警官に容疑者を引き渡しました。強盗の疑いで容疑者は取り調べのため拘束されています。


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サラワクに住む主要な民族は、マレー半島とは異なり首狩りで名高いイバン族です。マレー半島で、ひったくり事件が発生した時に、人々がどのような反応をするでしょうか?

異教徒のクリスマス

12月25日はクリスマスで、イスラム教を国教としているマレーシアでもパブリック ホリデーとなっています。クリスティアンのクリスマスに限らず、仏教徒の行事である釈迦の誕生日(ウィサック デー)も、ヒンズー教の行事であるディーパバリやタイプーサムもパブリック ホリデーになっていることからも、マレーシアは他の宗教に寛容であることがわかります。


同化して一緒に祝うということはさすがにありませんが、ただ傍観しているというスタンスで、それらの意味について深く追求するということはありません。


ここで、クリスマスを過ごす多信教家族の様子を紹介します。記事の原文は次のURLを参照してください。https://www.thestar.com.my/news/nation/2019/12/25/celebrating-regardless-of-religious-beliefs


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“宗教が違っても家族で一緒に祝う”


異なる宗教を信じる一つの家族が集まってクリスマスを祝うのはサバ州の人々にとって、珍しいことではありません。


引退した元消防士(70歳)の家はキリスト教信者ですが、4人の子供(うち2人はイスラムに改宗)が家族とともに両親とクリスマスを祝うためにマレー半島から帰京してきました。


「宗教が違っても、家族の絆には影響ありません。2人の子供はムスリムですが、異なる宗教なのに、クリスマス ツリーを立てるのを帰京して手伝ってくれます。


親類が祝いに参加するので、料理も手伝ってくれます。掃除をし、家中を飾るのを手伝ってくれます。しかし、一番下の息子はクランバレーにいるのですが、今年は仕事の都合で来ていません。クリスマス以外に、ほとんどの子供たちは家族同伴でハリラヤアイドゥール フィトゥリも一緒に祝います。宗教が違っても全く問題はありません。」と父親は語っています。


34歳のムスリムの2番目の娘は、「クリスマスを毎年祝うのを楽しみにしています。両親とクリスマスを祝えることに感謝しています。たとえ宗教が違っても、両親と、兄弟とクリスマスを毎年過ごせるのは本当に楽しみです。」


父親はさらに語っています。「サバ州ではクリスマス イブを追加の休日にしたことに感謝しており、キナバル山麓の当地に家族が戻ってこれるようになった。」


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ムスリムというと、異教徒に対しては排他的なイメージがありますが、中にはそうではない人たちもいるようです。


もともと、宗教には寛大な日本人ですが、本来はクリスチァンの行事であるクリスマスといい、最近のハロウィンといい、表面だけを取り入れてバカ騒ぎしますが、騒ぐための言い訳が必要というだけのことではないでしょうか?そのうち、イースターも取り入れるようになるかもしれません。

タマリンド


タマリンドについての記事を紹介します。タマリンドは日本ではあまりなじみがない果実ですが、インドやタイでは、調味料にしたり、ジュースにしたりしてよく食べられているようです。KLのロイヤルスランゴールGCの近くに、タマリンドというマレー料理のレストランがありましたが、今もあるかどうかはわかりません。
記事の原文は次のURLを参照してください。https://www.thesundaily.my/local/processing-tamarind-paste-as-seasonal-income-BX1819120


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“臨時収入としてタマリンド ペーストを作る”


マレー半島の北部では熱く乾燥した季節は、他の果実がなる木はやっと花が咲き始めるのに対して、タマリンドは成熟し収穫期を迎えます。ペルリス州のカンプン バル シェッド オマールを見回すと、2人の女性がタマリンド ペーストを作るために、家の前にある木から落ちたタマリンドを集めています。


そのうちの一人の47歳の女性は民間会社の従業員ですが、「毎年北西の風が吹く12月から1月の間、夜間に、臨時収入を得るために鞘のような果実を収穫し、集めます。アッサム ウサンといわれているのは、実際はタマリンド ペーストの種で、太陽で3,4日乾燥し、伝統的マレー料理の調味料として使われ、保存料は入っていません。


北部の州の料理はおいしいといわれますが、秘伝の成分が入っているからです。取要材料として、アッサム ペーストが使われているアッサム水、アッサム プダス またはアッサム野菜にはアッサム ペーストは必須です。だから地元民にはペーストの重要は高いのです。私は皮むきの力仕事を担当し、妹(45歳)は、より注意が必要な鞘を取り除きます。木は亡くなった母親が植えたもので、収穫期が来るたびにタマリンド ペーストを家族で作る仕事はここ20年やってきました。」と素手で昔ながらの方法でペーストを作りながら、語りました。この仕事は資本がいらないので、ペーストをキロ17リンギで売って、1,000から1,500リンギの収入になるそうです。


なじみ客(52歳)によると、「ペーストがあれば、ソースの香りに影響する種や繊維質を取り除くため果肉をふるいにかける必要がないので、料理が簡単に早くできます。ペーストで料理がきれいになりますが、商店で売っているインスタントのタマリンド ペーストに比べると、少し甘酸っぱい感じがします。伝統的に作られたペーストはずっと純粋だと信じています。ジュースには健康にもいいのです。私の家族は、熱が出たときに口が苦くなるのを消すために、家庭の治療薬としてタマリンド ジュースに少し砂糖を加えて飲んできました。」ということです。


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タマリンドの実は梅干しのような味がするそうです。マレーシアに来てもう12年以上になりますが、知らないことがまだまだあります。最近日本でもタマリンドの保健効果が注目されてきているようです・

グラブフーズ

食品デリバリーのグラブフードはさらなる拡大を目指しています。当初はクランバレー地域からスタートしましたが、商圏が拡大しつつあり、現在はクランバレーに加え、ジョホール バル、マラッカ、ペナン、コタキナバル、クチン、コタ バル、クアラ、トレンガヌ、クアンタン、ミリ、ビンツル、ネグリ スンビラン、バトゥ パハット、ムアール、 アロー スター、 スンガイ パタニ、ランカウイ、イポー、タイピンでも利用できるようになっているようです。
これに関する記事を紹介します。記事原文はhttps://www.thesundaily.my/local/grabfood-eyes-greater-expansion-to-more-cities-in-malaysia-IN1816192
を参照してください。


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“グラブフードはマレーシアのさらなる地域への商圏拡大を狙っています”


グラブフードはグラブエキスプレス、グラブマートなどその他のサービスを、もっと多くの地域への拡大を狙っています。


同社は最近、マレーシアにおける第2弾の拡大路線を決定し、デリバリー パートナー、レストラン パートナーもともに収入機会を増やし、19の市や町に数百の食品を提供していくことになります。


同社は次のように語っています。「これで、国中に事業と収入機会を増やすことになる。


2019年だけで、グラブフードのレストラン パートナーの売り上げが平均4倍になっている。我々の仕組みによって、特に市の郊外の小さいレストランは事業を加速させている。新しい町へのグラブフードの導入で、全国のさらなるレストランの力になれることを我々は願っている。一方で我々の顧客が地元や国際的料理にアクセスするのがより便利になることも願っている。」


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グラブフードの利用方法はまずアプリをインストール後、これを立ち上げ、配達する住所を入力、レストランを選択し、メニューを選びバスケットへ入れて、オーダーを完成させるという手順です。


記事によると、食品に加えて、物品輸送の請負、日用雑貨の販売にまで、商売の範囲を拡大する計画のようです。ニッチな分野ではありますが、需要はあるはずなので、問題は採算ベースに乗るかどうかです。高みの見物で、お手並み拝見というところでしょうか。

冬至

今年の12月22日は冬至にあたり、中国人社会では冬至祭りとして祝うようです。これに関する記事を紹介します。記事の原文は次のURLを参照してください。
https://www.thestar.com.my/news/nation/2019/12/22/some-believe-winter-solstice-fest-more-important-than-cny


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“マレーシアの中国人社会では、中国正月よりも冬至祭りのほうが大事だと考える人もいます。”


昼間が1年で最も短いこの日は、家族が親類や友人を心温める食品を携えて訪問するのが見られます。この日をピークに昼間の時間がだんだん長くなっていきます。冬至につきもののタン ユアン(汤圆)というもち米でできた団子のデザートを作って、中国人社会では祝います。冬至祭りでは、小豆、ピーナツ、ゴマペーストなどのいろいろな詰め物を入れ、プレインなシロップやショウガのシロップに入れて出されます。


ある中国人の店では、主婦(44歳)がもち米の団子を作り、その母親(70歳)がこれを丸め、パッケージに入れています。家庭で丸めて料理できるように、伝統的な5色の生地で販売しています。


家庭で最初から作るよりも、生地を選ぶのが一般的だということです。最初から作るのは難しくはありませんが、時間がかかるということです。このようにして、生地を作る手間をかけることなく、家族は一緒に座って、一体感を象徴する、タン ユアンを作り、食べるのです。


その店では生地を作り、タン ユアンを白、ピンク、オレンジ、緑、黄色の伝統的な5色にして、作ります。多くの人がデザートでタン ユアンを食べるので、タン ユアンでも販売しています。


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冬至がチャイニーズ ニューイヤーよりも大事だと考えている人がいるという話は初耳です。
日本で冬至を祝う人がいるかどうかは定かではありません。