車の盗難事件の結末

車の盗難事件のあった8月8日の翌日9日は車の盗難被害に対して対処すべく朝から行動を起こしました。


まず、保険会社に連絡し、盗難にあった旨報告し、車が回収されるまでレンタカーを借りたいが、レンタカー代は保険でカバーされるのか質問したところ、「事件を調査するため、調査会社に依頼し、調査会社のレポートを受けて保険金を出すかどうか判断する。その決定までに早くとも3ヶ月はかかる。また今の保険条件では、盗難にあった場合車両の価値のみが付保対象となっており、それ以外の損害は付保対象ではないため、レンタカーの料金は求償対象とはならない。それでも盗難損害をクレームしますか?」との回答。盗難を保険会社に申告し、求償手続きをとると、今までのノークレームに伴う、保険料の割引という優遇が受けられなくなりますが、損得を勘案すれば、それでも求償手続きを採ったほうが断然有利なので、「求償手続きをとる。」ことを宣言しました。


暫くして調査会社から「詳しい話を聞きたいので、来週月曜日はOKか?」との連絡あり、早いに越したことはないので、来週月曜日14日の約束時間まで決めました。マレーシアにしてはまずまず早い対応です。


あと、イポーのレンタカー会社を探して見積もりを問い合わせたところ、「現在空いている車はプルドゥアのアルザしかなく、1ヶ月契約で月2,300リンギ、3ヶ月契約で月2,000リンギ。」とのこと。最悪はこの出費を覚悟しなければならないこと、または新たに車を購入して、保険金が出ればそれを購入費に充当することを選択肢として考えました。車なしの生活は考えられないので、選択肢はレンタカーか車の購入しかありませんでした。


そうこうする内、午後1次過ぎになって、ポリスレポートを出してくれたサージェント ヤズリーから、「車が見つかったのですぐに来るように。」との連絡があり、びっくりするやら、うれしいやら、となりました。


すぐに保険会社に連絡し、車が見つかった旨を報告するとともに、アポイントを取っていた保険会社が依頼していた調査会社にも連絡をいれ、月曜日のアポイントをキャンセルしました。


どういう経緯で車が発見されたのか、詳しいことは分かりませんが、とにかくサージェント ヤズリーが勤務するカンポン タワスの警察にタクシーで向かいました。彼によると「車の発見場所は、駐車したはずの場所から2kmほど離れた場所だった。」とのことです。彼とともに現場に向かいましたが、彼も地図を見ながらようやくたどり着いたという感じでした。車を見て、変わった点といえば、車がきれいに洗車されていたこと、あまり目立ちはしませんが、多少スリ傷があったこと、駐車違反の切符が窓に張ってあったことぐらいでしょうか、車の内部は特に大きな変化は見られませんでした。


サージェント ヤズリーは「前のポリスレポートを取り下げるポリスレポートを作成するので、近くの警察で車が発見されたことを報告して、ポリスレポートを作成してもらい、そのコピーを送ってください。」と言って、近くの警察署まで送ってくれました。世の中には親切な警官がいるもので、警察官に対するイメージが変わりました。


そのポリスレポートの取り消し報告は保険会社での求償取り消しにも必要な書類で、そのレポートがあったおかげで、保険会社に対するノークレームの立場をそのまま維持することができることになりました。


車の盗難事件は以上で一件落着です。あと、達成できなかった新規口座開設にからむ、銀行振り出しチェックについての波乱万丈な事件について、次回触れたいと思います。

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