国王が新司法長官を承認

マハティール首相が司法長官に指名したトミー トーマスは、当初国王に任命を拒否されていましたが、最終的に首相の指名どおりに、任命が承認されたということなのでこの記事を紹介します。記事原文は下記URLを参照してください。
http://www.thesundaily.my/news/2018/06/05/ag%E2%80%99s-appointment-king-gives-nod


引用はじめ
国王はトミー トーマスを新司法長官(AG)に任命することを承認しました。このニュースは王室の総務事務を担当するダトゥック ワン アーマッド ダーラン アブ アジスが声明で次のように伝えました。


「国王はまた、全てのマレーシア人に、司法長官の承認を受け入れ、宗教的、人種的な争いを引起さないように呼びかけています。全てのマレーシア人は人種や宗教に関わらず、公正に取り扱われるべきだからです。


新司法長官の下でも、マレー人とブミプトラの特別な権利と特権は、イスラムの連邦の宗教としての立場とともに護られ続けるでしょう。


マハティール首相が提案した指名を承認するに当たり、国王は連邦憲法145条に従ったと述べています。


国王は様々なメディアの不正確で否定的な報道について、平和と調和への脅威になるとして、落胆し関心を寄せています。


また、司法長官の任命、ブムプトラの権利、および連邦憲法153条で述べられているスルタン会議の役割に付いてのスルタン会議での意見を考慮した結果、国王は現司法長官の解任を承諾しました。」


引用終わり


マレーシアの憲法下では、国王は“君臨すれども統治せず”が原則で、これとは異なる行動はできないはずですが、スルタン会議でそれを再確認することになったということになるのでしょうか。


メディアの報じるニュースはいい加減な記事が多いのはマレーシアも日本と同じであることも再確認する機会になりました。多くの情報源をあたり、自分で考えて判断することが大事だということを再確認しました。

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