自動車会社を作りたいと、マハティール

日本訪問中のマハティールのさまざまな発言が報じられていますが、その中でマレーシアはプロトンに代わる新しい自動車会社を立ち上げることを目指すという発言が注目されます。記事原文は下記URLを参照してください。
http://www.thesundaily.my/news/2018/06/11/tun-m-wants-start-national-car-project-replace-proton


引用はじめ


第24回アジアの将来に付いての国際会議、日経フォーラムで、マハティールは新しい自動車メーカーを立ち上げる野望を語りました。彼が立ち上げたプロトンはもはや国民車とはいえないと語っています。


「日本、中国、南朝鮮、タイなどの地域内のパートナーと組んで新しい国民車を立ち上げたいと考えている。これらの国々は質の高い、市場性のある車を作れる。我々は世界市場に打って出たいと考えている。」


引用終わり
これに付いては、これは閣議決定したものなのか?という疑問や、それならば、電気自動車にするべきだとかの様々な声がマレーシア国内で上がっています。


プロトンが三菱重工(三菱自動車)との提携解消後、売れる車を作れずに、シェアを失って行き、挙句の果てには中国資本に買い取られ、もはや国民車とはいえない状況になっているのは残念な状況です。


一方、ダイハツと組んだプルドゥアは国家資本は全く入っていませんが、小型車が中心ながら、着実にシェアを伸ばしています。


国家主導で作ったメーカーは、熾烈な競争に晒されることに慣れていないので、民間のメーカーに立ち遅れてしまう面が否定できないのではないでしょうか?


国が指導権を取って運営できる自動車メーカーを作りたいという気持ちはわからないことはありませんが、国の経営する企業が、競争に晒された市場で、保護を受けることなく生き残って成功しているという例は無いのではないでしょうか。

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