太陽光発電

TNB(国営戦力会社 )が建設中の、国内2番目の規模になる太陽光発電施設が順調に進んでいるという記事を紹介します。


太陽光発電が脚光を浴びてきたのは、地球温暖化の原因は、温室効果ガスである二酸化炭素の排出にあるという、今では誤っているとされている理論が主張され、二酸化炭素を排出する火力発電を止めて、自然エネルギーである再生可能エネルギーに代替していくべきだという気分が蔓延していたためです。


本当のところは、それが間違いであったという声が出始めていますが、その方向性を変えていく声は残念ながらまだ高まっていません。進行中の再生可能とされるエネルギーへの転換はそのまま進行しています。記事の原文は次のURLを参照してください。https://www.thesundaily.my/local/tnb-s-second-large-scale-solar-project-84-complete-NI1831249


Quote


“TNBの2番目の規模となる太陽光発電設備の84%が完成した”


クダ州ブキット スランバウで建設中のTNBの2番目の規模となる太陽光発電所の建設は2020年の完成に向け、84%を超える進捗率で順調に進んでいます。


50ヘクタールの敷地に180百万リンギをかけたプロジェクトは134,880枚の太陽光発電パネルを使用し、最高30MWの電力を発電します。


このプロジェクトはTNBの全額出資の子会社であるTNB再生可能発電会社(TRE)であるTNB スランバウ太陽光発電会社によって進められています。


今年マハティール首相の息子のクダ州知事によってこのプロジェクトが開始されました。


建設期間中に周辺地域への効果として、様々な職種で250の雇用が創造され、ピークには252人の下請け作業員が雇用され、その95%が自国民です。


TNBの最初の太陽光発電プラントはマレーシア最大のものの一つですが、スランゴール州の98ヘクタールの土地にあり、238,000枚の太陽光発電パネルを有し、50MWを発電します。操業開始は2018年11月でした。


大規模な太陽光発電所とは別に、TNBは太陽光発電パネルを教育機関や政府のビルとともに、住宅や、工業、商業不動産の屋上にも設置しています。今までのところ、100以上のプロジェクトで、ピークで26MWの発電容量を何とか確保しています。2025年までにTNBは大規模太陽光発電、屋上での太陽光発電パネルの設置、そして他の再生可能エネルギー プロジェクトで、最高1,700MWを発電することを目標にしています。これは、政府の目標である2025年までに20%を再生可能エネルギーで発電するという目標に沿ったものです。
Unquote


誤った理論で組み立てられている、再生可能エネルギー重視政策が蔓延していて、それを修正する具体的な動きはまだ見られません。大体、二酸化炭素を多く排出している中国、アメリカ、ロシアが全く再生可能エネルギーなどには関心がないのに、二酸化炭素悪玉論に日本を含めマレーシアは踊らされています。遠からずその間違いに気づく日が来るでしょう。


日本で民主党が政権を取ったころ、再生可能エネルギーがブームになり、太陽光発電パネルを販売する業者が売り込みに来た時、それを断ったところ、環境保全に協力しないのか?と非難されたことがありましたが、それも今は昔です。

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