マレーシアの電気料金

今月の電気料金の請求書が来ていました。
それによると、1ヶ月の電気料金が、使用量142KWで料率0.218をかけて30.96リンギ、そこから調整金と称するICPT(0.02リンギX 使用量142)2.84リンギを差し引き28.12リンギ(日本年で約843円)ということになります。
安い!


この使用量で日本で使ったらどうなるか?


まず、東京電力では基本料が課されます。契約する電力の大きさによって異なりますが、標準的には最低で30A(858円)、40A(1,144円)、50A(1,430)となっています。
これだけで、今月のマレーシアの電気代を越えてしまいます。
このほか使用量に対してかされる料金があります。累進性となっていて
120kwまで@19.88円
120KW超300KWまで@26.48円
300kw超@30.57円となっています。


今月の使用量を東京電力で使ったらどうなるかのシュミレーションをやってみると、30Aで契約していたとして、基本料858円+19.88X120+26.48X(142-120)X26.48=858+2,385.6+582=3,825円になります。


マレーシアの843円対の日本の3,825円。
4倍以上のコストアップになります。


円安で海外の生産を閉めて日本に回帰する動きがありますが、日本のインフラの高さを考えると、どちらが有利なのかをじっくり考える必要があります。


日本からマレーシアに来て暮らしている引退者も考えなければならない問題です。マレーシアで勤務している人は選択の余地が無いので、どうしようもないですが。

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