マレーシアの陽性患者が急増

マレーシアの武漢コロナの陽性者数が、3月15日に新たに190人増加、累計で428人になったというニュースを紹介します。記事の原文は次のURLを参照してください。
https://www.thestar.com.my/news/nation/2020/03/15/covid-19-190-new-cases-recorded-bringing-total-number-to-428


なお、マレーシアの保健省のホウム ページも参照してください。
http://www.moh.gov.my/index.php/pages/view/2019-ncov-wuhan
Quote


“武漢コロナ:新たに190人が陽性となり合計428人が感染”


保健省によると、3月15日にマレーシアの新たに判明した陽性患者数がこれまでの最多の190人を記録し、合計428人になりました。保健相によると、新たに判明した陽性患者のほとんどは、2月27日から3月1日にわたって開催されたスリペタリンのマスジット ジャメでの、流布プログラムの参加にかかわりがあるということです。


このプログラム参加者について、保健省は追跡調査を行い、参加者は最寄りの保健所に連絡を取り指示を受けるように呼びかけています。プログラム参加者はプログラムの終了後、または陽性と判別された人との濃厚接触があってから14日間の経過観察が必要とのことです。プログラム参加者は、マレーシア人にこれ以上の拡散をさせないために当局に協力するように呼びかけています。


これまでの国内の累計陽性者数428人のうち、9人は人工呼吸が必要で、ICUで手当てを受けています。一方7人は既にスンガイ ブロー病院から退院しています。


42人はこれまでのところ回復しています。また、フェークニュースには気を付けるようにと語っています。


Unquote


これまでの武漢コロナの概数を見てみると、中国が陽性80,844人、死亡者3,199人、イタリアが陽性17,750人、死亡者1,441人、イランが陽性12,729人、死亡611人、南朝鮮が陽性8,162人、死亡者75人となっています。もちろん、中国の数字は全くあてにならないことに留意する必要があります。また数値は先週末時点なので、現在は数字が動いています。


参考までに日本(クルーズ船を除外し、チャーター機での帰国者を含む)は陽性777人、死亡者22人です。


マレーシアの場合は陽性428人、で死亡者は出ていません。


以上が客観的なデータです。


イタリア、イランとも一帯一路関連事業で大量の中国人労働者が入国しており、武漢コロナに感染するリスクが高い素地があります。


マレーシアについては宗教行事を除いては大規模行事の自粛、学校の休日延長などの防御措置を取っており、陽性患者数も比較的少ないことから、今の傾向が維持されれば日本の入国規制の対象になるリスクは低いと考えられますが、日本人であっても検疫対象になるリスクが全くないとは断言はできません。自分自身が感染しないように十分注意しながら、帰国まで待ちたいと考えています。いざとなった時にバックボーンとなるのは、日本人としてのアイデンティティです。

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