後日談

この話題はマレーシア情報のカテゴリーに分類するべきか迷いましたが、このブログ村において別カテゴリーで書いていくには、別人格として新規に登録せざるを得ず、そのためには別メールアドレスを設定せざるを得ないため、便宜的に今まで使っていたマレーシア情報として記載いたします。


十数年を経たマレーシア滞在後、日本に本帰国して半年以上が経過しました。マレーシアのビザもすでに解約したので、マレーシアに関連することはほとんどなくなりました。日本の居住者となって以来、感じたことを参考事項として記載してみます。



住民登録をしてすぐに負担費用が発生します。一番に来るのは介護保険料の請求です。負担額は前年の所得が基準になるのですが、前年の日本での所得はゼロなので(本年帰国時までの国内所得はゼロ)なので、最低限の所得ゾーンに分類され、それでも毎月数千円の支払いが求められます。
介護保険に入りたくないと思っても、その意思にかかわらず入ることが強制されるので入らないという選択肢は取れません。


健康保険も同様に、全員加入が原則です。2月の入国手続き時に健康保険に入ることが強制されましたが、「4月に後期高齢者になるのでその時点で加入します。」と言うとそれが許容され、75歳になってから後期高齢者保険に入ることになりました。厳密にいえば認められないことですが、地方公共団体は甘いところがあります。


年金に対する源泉税も入国してから始まりました。前年の国内所得はゼロなので源泉税は取られないのではないかと思っていましたが、4月からばっちり、とられました。ただしこれについては翌年2月の確定申告時にきっちりと取り返してやろうと思っています。所得税部分はやむなしですが、住民税部分はとりかえせるはずです。乞うご期待。


消費税はばっちり取られるし、電気ガス水道など公共料金は高いし、預貯金、配当などの源泉税も高額だし、日本に住むだけで負担が急に増えた感じがします。マレーシアはタックスヘブンには分類されないものの、低課国であることは間違いありません。


マレーシアに住むだけで、預貯金利息、株、証券売却益の無税等、様々な税法上の恩典、安い公共料金、物価などで悠々と暮らしていけます。これがマレーシアの魅力です。安いコンドを借りて住所をマレーシアにすれば、実際は住んでいなくても安く暮らしていけそうな気もします。ただしこの場合は安い日本の医療サービスは受けられなくなることは覚悟しなければなりません。どっちが得か、よく考えてみよう、ということです。

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