イポーの路上駐車システム

イポー市内の駐車システムがすっかり変わっていました。
以前は駐車券を購入して、駐車時間に応じて券をスクラッチする方式でしたが、今は駐車券は全面的に廃止され、スマホを利用して駐車を登録する方式になっています。


このシステムを利用するためには、システムをグーグルプレイでダウンロードし、初期登録を行い、クレジットカード、インターネットバンキングなどを利用して、前払いすることが必要になります。料金体系は駐車カード方式と同じで、使った分だけ前払いした金額から引き落とされることになります。



駐車違反監視員は都度、駐車中の車が料金を払っているかどうかを、ネットで調べて監視するということになります。機械的に処理されるので、ごまかしはききません。


システムのダウンロードは、park@perakをグーグルで検索すると、ダウンロードとインストール画面に自然に導入されるので簡単ではありますが、マレー語なので戸惑うかもしれません。


その使用方法もマレー語になります。少しマレー語の素養がないと、厳しいかも知れません。時間駐車の場合は、ロックイン後、メニュウの中からparkir駐車を選択,その後出てくる画面では、PBT:自治体名(ipoh,taipin,などのプラ州の地区名)を選択、no.kenderaanは車の登録番号を入力、利用する時間を選択すると、それに応じた料金が自動的に表示されます。guna実行を押下すれば、完了です。


料金体系は券のときと同じで、時間、日単位、月単位の選択ができます。


駐車違反の有無をチェックする人は、車の登録番号を入力して、駐車時間が登録している時間帯に収まっているかどうかをチェックすることになるのでしょう。デジタルチェックなので、言い逃れはできません。5時間停めようとすると、3リンギなので、多く利用するからといって割引はなく、比例的に料金はあがって行きます。券のときは時間を過ぎると自動
的に違反となっていましたが、今のシステムでは料金が跳ね上がるだけなのか、それともオーバーした分は即違反となるのか、その辺のところは未確認です。


わかった範囲での概略は上記の通りですが、それ以外に判明したことを、書いておきますと、今までの紙の駐車券は使ってなくても無効とのことです。払い戻しは一切行わないとのことです。運悪く4冊も未使用の券が手元に残ってしまいました。



マレーシアの人たちはよくこのような強権的な政策を受け入れていて、感心してしまいます。日本だったら、マスコミや左翼が騒ぎ出して、大騒ぎになっていたでしょう。健康保険証をマイナンバーカードと一体化するというだけで、大騒ぎしているぐらいですから、不利益を与えるような政策を取っただけで、おおもめになりそうです。


車を運転する人は全員この新しいシステムを使いこなせるのでしょうか?ちょっと疑問があります。

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