ラブアン国際フェリー ターミナルに体温スキャナー

マレーシアに船舶で入国してくる人の健康状態をチェックするため、ラブアン国際フェリー ターミナルに体温スキャナーが設置されたというニュースを紹介します。記事原文は次のURLを参照してください。https://www.thesundaily.my/local/labuan-international-ferry-terminal-equipped-with-thermal-scanner-HY2023977


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“ラブアン国際フェリー ターミナルに体温スキャナーを設置”


ラブアン保健局は武漢肺炎の発生に伴う処置として、ラブアン 国際フェリー ターミナルのメイン入口に、乗客を対象とした 体温スキャナーを設置したと発表しました。


「ターミナルはコタキナバルやブルネイから来る、内国人および外国人、両方の入り口になっているので、その機能故に設置場所として選ばれた。武漢肺炎だけでなく他の感染症をもった乗客を発見するため、今日から正式に体温スキャナーを使う。この装置は医療スタッフが、効果的により少ないリスクで必要なスクリーニングを実施する助けになる。船舶で入国する外人の労働者は、ラブアン市内に入る前に保健局の医療官が乗船して健康チェックを受けなければなりません。保健局は国家安全委員会、マレーシア海上保安庁、海上警察マレーシア海上局などの部局と緊密に協働しています。


国内便のみのラブアン空港では、石油、ガス関連の労働者を含め、3万5千人以上が今まで健康スクリーニングをやっています。」とのことです。


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体温スキャナーで現在症状が出ているかどうかのチェックを実施し、症状が出ていなければOKということです。実際問題として簡便なふるい分けしかできませんが、これしかふるい分ける方法はないでしょう。


イポー市内でも、先週金曜日にUOB銀行に行ったときはノーチェックでしたが、今週火曜日にメイバンクに行ったところ、機具をおでこにあてられて、熱があるかどうかのチェックをされました。銀行でも客のふるい分けを始めています。もっとも、メイバンクだけがそのようなチェックをやっていて、他の銀行ではやっていないかもしれませんが。


サーズの時にやっていた手のアルコール消毒までは、現在のところ、どのスーパーでもやっていないようですが、今後はアルコール消毒が復活するかもしれません。

日本で停泊中のクルーズ船でマレーシア人2人が陽性

横浜の大黒埠頭で検疫中のクルーズ船 ダイアモンド プリンセスに乗船している2人のマレーシア人が、武漢肺炎のウイルスに陽性であることが判明したというニュースを紹介します。記事原文は次のURLを参照してください。
https://www.thesundaily.my/local/covid-19-two-malaysians-on-board-cruise-ship-tested-positive-says-health-dg-DH2018885


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“保健省:クルーズ船ダイアモンド プリンセスに乗っている2人のマレーシア人が武漢肺炎に陽性”


日本の横浜港に現在怒りを下ろし検疫を受けているクルーズ船ダイアモンド プリンセスに乗っている2人のマレーシア人が武漢肺炎ビールスに陽性で、この2人は隔離され、日本で治療を受けていると保健省が発表しました。さらにあと2人のマレーシア人が検査結果を待っているところです。


中国以外で最大の武漢肺炎の病原体となっているクルーズ船ダイアモンド プリンセスは400人以上に武漢肺炎ウイルスの陽性反応が出ています。陽性反応が出た2人のマレーシア人は隔離され日本で治療を受けています。


2月17日のメディア発表によると、これまで検査した中の455人に陽性反応が出ているということです。


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症状がない、または陽性反応が出た人と濃厚接触がないにない人たちは検査対象になっていなっかったため、検査が実施された人は今後は増えていくにしろ、今までの結果は一部に過ぎないようです。今後検査が進むにつれ、陽性反応が出る人は増えていくことが予想されます。


潜伏期間とされる14日間の検疫中に感染が広がったという見方もできますが、武漢肺炎の患者が出たことが判明した段階で、日本がとるべき方針は次の2つが考えられます。


一つは日本人を除く全員の入国を拒否し、船長に受け入れ先を自分で探させる。乗船した日本人は、入国はさせるものの別施設で隔離し、検査を実施し、その結果によって、個別対応する。


2つ目は国籍にかかわらず、全員を隔離し、検疫を実施する。検疫終了後に、入国させるべきかどうかを検査を実施後判断する。


日本は後者の道をとったわけですが、国籍による差別をしなかったことで、世界から批判の対象にされることはないはずです。しかし、医療行為に関しては、感染防止の知識がない素人のクルーズ船の乗員に管理を委ねたので、感染の広がりを防止できなかった可能性はあります。これはだれの責任になるのでしょうか?


クルーズ船の乗客乗員の入国を直ちには認めなかったことは、これ以上の日本国内の感染源を断つという意味ではいい判断だったと思います。


初期の段階で中国人の入国拒否という全面的な排除を決断していれば、今のような感染源が誰だかわからないようなことになる事態はなかったと思うと、日本政府の対応の甘さは残念です。その間に、中国人が入り込んで、日本国内にウイルスをまき散らしていきました。経済に目がくらんだ判断力の欠如としか言いようがありません。

謎の中国船

謎の4艘の中国船についての話題を紹介します。記事原文は次のURLを参照してください。
https://www.thesundaily.my/local/mystery-ghost-ship-heighthens-fears-chinese-nationals-could-have-slipped-into-m-sia-CD2014620
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“謎の幽霊船が、中国人がマレーシアに入り込んだのではないかという恐怖を高めている”


母国で発生している武漢肺炎を恐れた人数不明の中国人が、ラブアンからひそかに潜り込んだのだろうか?または、単にこれは漁船でサバ州で獲物を荷揚げし、、ほとんどの船員は休息で下船しているだけなのだろうか?


経緯はどうであれ、記録がなく、マレーシア当局は、2月15日午前中に4艘のトロール船に似た約650mの巨大な船舶をラブアンで発見し、“幽霊船”の正体の追求を急いでいます。


2人の船員のほか、横につながれた船には誰もいません。


中国人の船員は2名とも55歳で、海上保安庁によって、逮捕されました。海上保安庁は通常のパトロール中にこの船舶を発見しました。


消息筋は、他に外国人が乗っていたかについて、結論を出すには早すぎるとしながらも、2人だけで4艘の船をマレーシア海域まで動かすのは不可能だと言っています。


保健省や国家安全委員会もこの件に介入し、海上保安庁とともに調査にあたっています。中国人の船員の尋問のため、通訳を手配中とのことです。


海上保安庁によると、船はマレーシア海上局の許可なしで、マレーシア海域に停泊し、国の法を犯した疑いがあるとのことです。商船法によると、違反は10万リンギの罰金または最高2年の収監、または両方が科されます。


「4艘の船は両方とも中国籍の2名の船員に守られていました。 マレーシアの法を破ったものは、海上保安庁は妥協しない。我々は折に触れ、調査と取り締まりを継続してやっていきます。」と海上保安庁は語っています。


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中国語と一口に言っても、マンダリン、広東語、客家語などなど発音も異なり、会話が成立しない場面も発生します。マレーシアに定着している中国人は関東語を話す人が多く、マンダリンが通じない場面もあります。このような場合、同じ中国人であっても通訳が必要となります。

マレーシアのクルーズ船問題

日本で起きているクルーズ船問題と同じようなケースがマレーシアでも起きているので紹介します。記事原文は次のURLを参照してください。
https://www.thesundaily.my/local/no-more-passengers-from-infected-cruise-ship-will-be-allowed-to-enter-malaysia-dpm-XB2012734


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“感染者が出ているクルーズ船の乗客はマレーシアには入国させない”


マレーシア政府は、クルーズ船ウエスタルダムの乗客はマレーシアに入国させない。


この決定はあちこちで上陸拒否にあった後、カンボジャに停泊したクルーズ船ウエスタルダムの乗客だった83歳の米国の女性が、米国がチャーターしたチャーター機でマレーシアに入国し、テストの結果、武漢肺炎に陽性と分かった後に出されました。彼女とその夫(検査の結果陰性)はスンガイ ブロー病院で治療を受けています。


彼らは、様々な国で停泊を拒否された後、カンボジャに停泊を許可され、KLに飛んできた145名の乗客の2人です。


クルーズ船ウエスターダムの乗客の残りはいまだカンボジャにおり、陽性と確認された人たちと緊密な接触があると思われるため、マレーシアへの入国は認められないとマレーシアの副首相は語っています。


同副首相はさらに「KLの米国大使館は、クルーズ船からマレーシアに乗客を運ぶためマレーシア航空の便をチャーターした。2月14日から16日にかけて4便を出す予定だったが、83歳の女性夫妻を含めた145名を運んだ1便のみが到着した。その145名はスクリーニングされ、2名が体温スキャナーにひっかかり、さらなる検査のため、スンガイ ブロー病院に送られた。マレーシア空港には陽性のものがいたことが保健省から知らされた。したがって、当該航空機に乗った乗客は全員が緊密な接触があったと考えられる。しかし、マレーシアに到着した145名のうち、137人は他の目的地に飛び立ち、6名は他の乗り継ぎ便を待っている。この6名は武漢肺炎の検査をすることになっている。陰性ならば旅行を続けることが許可される。陽性ならば入院し、経過観察されることになる。


これ以外に新しい感染の報告は来ていない。ジョホール バルのプルマイ病院で治療を受けていた患者は全快し自宅に戻ることが許された。現在までマレーシアにいた6名の中国人は回復し退院している。しかし、中国発着のクルーズ船はすべて入国させないことを決めている。」 と語っています。


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クルーズ船の取り扱いには日本だけでなく、マレーシアでも苦労していることが伝わってきます。クルーズ船の乗客のほとんどは被害者で、とばっちりを受けただけですが、おおもとの中国人の影が見えません。加害者となっている中国人自体も感染を知らずにいた可能性もありますが、感染を知りながら、解熱剤などの対症療法でクルーズ船に乗った可能性もあります。マナーも何もあったものではない中国人ならばそれくらいのことは意に介せずやるでしょう。


本来ならば隔離されるべき137人はすでにマレーシアを出国済みで、これがウイルスをまき散らす可能性もあります。


初期段階で中国人を野放しに入国させてきた結果が、このような事態を引き起こしています。


「楽しみにしていた旅行を妨げることはできない。」と自国民の安全をないがしろにして、中国人の入国拒否をしてこなかった国もありますが、何が大事なのか全く分かっていない人たちが行政を担当していることは嘆かわしいことです。

酒酔い運転の死亡事故を厳罰化へ

マレーシアでは酒酔い運転などを厳罰化するようです。この件の記事を紹介します。記事の原文は次のURLを参照してください。https://www.thesundaily.my/local/rm100000-fine-jail-20-years-for-drunk-driving-guan-eng-YX2011054




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“酔っ払い運転の罰金は最高10万リンギ、収監20年へ”


政府は死亡事故原因となるアルコール、ドラッグの影響下での運転や危険運転で有罪になれば、罰金を10万リンギにし、刑罰を改定することを考えています。それに加え、収監期間も現行の10年から20年にします。


財務相は、「道路交通法1987の41条を改正し、酔った状態での運転で死亡事故を起こした場合の罰則を改定することを考えています。」と語っています。


同相は、父親(39歳)が酒酔い運転の車の事故に巻き込まれて死亡した5人の子供がいる家族を訪問後、これを記者団に語っています。


現在の刑罰は罰金2万リンギ、収監10年が最高なので、改定が必要だと語っています。


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アルコールや薬物の影響下で運転して、死亡事故を起こした場合の話に限定されるように読み取れますが、このような事態にならないように、死亡を要件とすることなく、そのような状態で運転すること自体を厳罰化することが必要であることは言を俟ちません。


これは未必の故意に該当するのではないかと筆者は考えます。