ユネスコ登録を目指して

マレーシアとシンガポールの中国人社会を中心にして、中国正月の前に行われている“チィンガイ”というイベントがユネスコの無形文化遺産リストへの登録を目指しているという記事を紹介します。“チィンガイ”というのは、マレーシアでは主として、ペナン、ジョホールで、中国正月の前に行われる山車の行列で、その起原は1905年にペナンで行われた、山車の飾りの競争にあるそうです。2回目は1926年に、繁栄の神の生誕を祝って行われ、3回目は1957年にジョージタウンの市政100年を記念して行われました。


1960年代にマレーシアの各地にも広まり、中国正月にちなんで毎年行われるようになったということです。


原文は下記URLを参照してください。
https://www.thestar.com.my/news/nation/2018/01/24/in-pole-position-for-global-fame-move-under-way-to-nominate-chingay-for-unesco-recognition/


引用はじめ
国家遺産局は” チィンガイ ”をユネスコ無形文化遺産リストへの申請を計画中です。


ペンナンとジョホールで主として行われている毎年の路上行列である、チィンガイについて、国家遺産局はペナン チィンガイ 協会(PCA)の申請への同意を取り付けるため、同局部長とPCA理事とで会議を持ちました。会議ではチィンガイの歴史と無形文化遺産としての慣わしについて議論が行われました。


同局部長は「この文化は社会習慣、儀式、祝賀行事の代表的なリストのカテゴリーで申請されることになる。3月31日までにパリのユネスコ本部に申請を提出しなければならない。結果を知るのに18ヶ月かかる。ペナンとジョホールの年中行列にはいくつか相違点があることは承知している。書類を提出するまでにもう少し調査をしたいと思っている。」とPCAのメンバーに語っています。


同局は、ジョホールのチィンガイ協会とも、これに先立ち、同意を求めて、打ち合わせを行っています。


PCAでは次のように語っています。「文化行事が認知されるのはうれしいことだ。協会は遺産局に協力して行きたい。チィンガイは州内で108年にわたり、ユニークな文化行事として行われてきた。」


チィンガイはポールのバランスを取る業として有名です。マレーシアではマック ヨン伝統のみが、ユネスコ無形文化遺産リストに掲載されています。昨年、ワンカン祭り、パントゥン、ドンダン サヤンが申請されています。
引用終わり


チィンガイは中国が起原で、ペナンで行われているものは、8mから10m近い長さのあるポールに取り付けた、重量27kgの旗をバランスを取りながら歩くというスタイルのようです。

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