交通違反の罰金の未払いを解消するために、運転免許を停止するべきだという、意見が出されました。これを提案しているのは交通安全の専門家であるロー　テイク　フア教授です。これに関する記事を紹介します。記事原文は下記ＵＲＬを参照してください。
https://www.thesundaily.my/local/suspend-driving-licences-of-motorists-who-do-not-pay-summonses-FK491632

Quote
”交通違反の罰金を払わない悪質運転者の免許を停止すべきだ”

道路安全の専門家で、プトラ　マレーシア大学　道路安全調査センターの責任者のロー　テイク　フア教授は次のように語っています。

「違反者に罰金を払わせる最善の方法は、猶予期間が過ぎた後で、免許を停止することだ。

警察によると、昨年末の段階で、約4分の1の人だけが罰金を払った。警察はもっと厳しく取り締るべきだし、道路交通局（ＪＰＪ）と協力してこの提案を実行してもらいたい。

分野によっては、警察はＪＰＪと協力していることは承知している。しかし、現在、取り締まりはそんなに厳しくはない。多分、国民からの反発を恐れて、免許の停止に及び腰なのだろう。

しかし、これは最も効果的な方法であり、短期間でその効果を見ることができると確信している。免許の停止は違反の性質に関わりなくやるべきで、交通相もこの提案に賛成してくれると期待している。

違反は、他人の迷惑になっている。違反の重大性は関係ない。違反は違反であり、同じ扱いにすべきだ。」

連邦交通調査取締局の理事は交通相の罰金の割引廃止提案を問題にして、最近次のように語っています。

「多額の罰金の未払いの解決策を警察は模索中です。

あまりにも多額の罰金の未払いがあり、警察は割引しないと回収が出来ません。取り締まりは道路の安全を確保するためにやるもので、金を集めるのが目的ではありません。割引は定められた時間内にちゃんと払った人に対して不公正なので、やるべきでなありません。

もし割引を続けると、違反者は罰金の支払いを割引があるまで払わないでしょう。

違反が何故発生するのかに付いては、取締りの資源不足のためです。政府はもっと情報システムを実行すべきです。例えば、自動取締システム（ＡＥＳ）です。ＡＥＳを見ると、運転者はスピードを落とし、その後また、スピードを上げます。もっとカメラが必要です。」
Unquote

日本で交通違反の罰金、反則金を払わないでおくと、高利の金利が付いて、金額が膨らんで行き、最終的には逮捕ということになるはずです。

それに比べて、歯痒くなるほど、マレーシアは緩いです。抑止力が全く働かないので、違反を重大なこととは考えていないようです。カメラがあるところではさすがに違反はおきにくいようですが、カメラ自体も抑止力にはならない人もいて、堂々とスピード違反を続けていく車もあります。後日ネゴして、罰金をないものにしようと考えているかのようです。法はあっても、順法精神はありません。

民度が低いとはいいませんが、厳しい罰則がないのが原因だと思われます。