マレーシアの蛍

マレーシアには蛍が観賞できる場所が場所が、いくつかありますが、マレーシアの国営電力会社(TNB)がその保護に貢献していて、新たな蛍の景勝地も開発しているという記事を紹介します。本来は国がやるべきところを、株式会社がやっているという形を取っていますが、企業の社会的責任(CSR)活動の一環ということになるのでしょうか。記事の原文は下記USRを参照してください。
https://www.thesundaily.my/local/tnb-allocated-rm5-8m-for-firefly-rd-CI497554



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“蛍の研究開発にTNBは5.8百万リンギを貢献”


TNBはここ2年で、マレーシア国内の蛍の生息地の研究開発に向けて5.8百万リンギを基金として支出しています。TNBリサーチの”世代と環境”担当の責任者は次のように語っています。


「数百万人の外国人や国民が訪れるスランゴールのカンプン クアンタン(所謂クアラ スランゴール)での蛍の生息地の保護に成功してから、TNBリサーチは調査をしてきました。 我々は、国内で10ヶ所の蛍の生息地を確認しています。そのうちプラ州のカンプン ジュウ ファイアフライ、ネグリスンビラン州のスンガイ チムン ルンバウ、そしてトレンガヌ州のクママンの新しい候補地を調査対象として選びました。


基金を使って、3年にわたり、昨年5月にスタートしたカンプン ジュウ ファイアフライを含め、マレシア国民大学(UKM)とともに3ヶ所の調査を始めています。


カンプン ジュウ ファイアフライの調査の主要目的は、蛍の個体と住処の維持のための持続可能なエコシステムの管理計画を作ることです。カンプン ジュウ ファイアフライの調査でわかったのは、スンガイ スプタンでの個体数は安定しており、2種類の新種も発見されました。」
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スンガイ スプタンはカンプン ジュウ ファイアフライの河川です。


将来新しい蛍の景勝地になるかもしれません。


蛍といえば、昔は、といってもはるか60数年前の、まだ私が小学校の低学年のころのことですが、赤坂見附のすぐ近くの弁慶橋にも蛍が生息していて、初夏に見に行ったものでした。あれは源氏ボタルとか平家ボタルとか言って、どちらなのかをあてっこしたものでした。いまはその面影をうかがうことも出来ません。「もう蛍がいなくなってしまったね。」という会話を友達としたことが、うっすらとはるか遠い昔の記憶として残っています。

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