エアアジアと空港が論争

エアアジアとマレーシア空港とのサービスチャージをめぐる論争が激しさを増しているようです。


もともとの発端は、空港会社がエアアジアに対して、他の航空会社と同一のサービスチャージを課そうとしたことに対して、エアアジア側は、KLAI2のサービスはKLAIのそれよりも劣っているので、承服できないとして論争が始まりました。


これに対して空港側が反論し、それに対してエアアジアが反論するという論戦が報道されています。


空港側の主張とエアアジアの主張の概略を紹介します。


まず空港側の主張の記事原文は次のURLを参照してください。
https://www.thesundaily.my/local/mahb-seeks-to-stop-airasia-from-publishing-false-statements-XD500231



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“マレーシア空港はエアアジアが間違った情報を流すのを止めさせようとしている”


空港側は、「エアアジアのポータルサイトから、この件に関する記述を削除し、さらに空港会社に関する更なる声明を止めることを要求する。」という要求書をエアアジアに対して発しました。


2月11日に行われた記者会見で、空港側は「法律に従い、エアアジアがその株主に対して法廷での最新情報を開示するのは問題はない。しかし、エアアジアが空港会社の評判を落とすことを目的として、間違った、誤解を生む声明を公表することで、限界を超えた。
空港会社は、紛争当事者が判決を得るために、論争や関連事項が法廷に提出されるという立場をずっと貫いてきた。もしエアアジアがこの要求に従わないときは、空港会社は更なる行為に出る権利を留保する。」
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これに対してエアアジアは直ちに反論しています。記事の原文は次のURLを参照してください。https://www.thesundaily.my/local/airasia-responds-to-mahb-demand-to-retract-press-statements-XD500635


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“エアアジアは新聞声明を引っ込めろという空港側要求に反応”


エアアジアは次のように語っています。


「空港側から、新聞発表を引っ込めよ、との手紙を受け取った。これは想定内のことだ。空港側は、公正なコメントをもみつぶし、抑圧するするために、支配的立場を利用し、法的手段をとるという脅しを続けているのに困惑している。


我々は空港側によって提起された、乗客サービス料についての訴訟に対応しているだけだと強調したい。
オープンな対話と友好的な解決策を促進し、全ての未決問題を解決するために、マレーシア空港委員会法で定められた調停を提案したが、空港側はこの提案を直ちに拒否しました。
我々は、法廷で争うのは、マレーシア経済と航空産業にとって悪い影響がでるという立場です。とはいえ、我々の主張は維持するし、法的措置の現在の脅威は正当化されないという立場を維持します。


法が定める、調停であろうと仲裁であろうと、もしくは空港側が求める裁判での全ての手段から身を守るため、我々はあらゆる手段を使います。」
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どちらも一歩も譲らない姿勢が見えますが、決着はどうなるでしょうか。面白い論争で、成り行きが注目されます。

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