事故を起こしたボーイング737 MAX 8

ボーイングの短中距離用の最新鋭機ボーイング737MAXが昨年10月にインドネシアに於ける事故と、今年の3月10日のエチオピアでの相次いでの事故で、乗客全員が死亡するという事態に対して、マレーシア政府は2020年から導入予定だった同機種の購入に付いて検討しているというニュースを紹介します。記事原文は下記URLを参照してください。
https://www.thesundaily.my/local/loke-no-decision-on-purchase-of-boeing-737-MY670538


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“交通相:ボーイング737の購入に付いてはまだ何も決定していない


交通相は6ヶ月以内に2回も事故を起こしたボーイング737MAX8のマレーシア航空による購入に関してコメントしています。


「政府もマレーシア航空もボーイング737MAX8の購入に付いて、購入をしていくかどうか、まだ何も決定していない。翌年、同モデルは納入予定になっているが、マレーシア航空は様々なオプションを検討している。


ボーイング737MAX8を我々は今まで使った事はなく、政府とマレーシア航空は購入を見直したいと考え、法的な側面も検討しなければならない。」


マレーシア航空は2016年に確定オーダーとして737 MAX8を25機、オプションとして25機を発注すると発表しています。現在運行している機種の後継機として発注したもので、2017年6月に、確定オーダーの25機のうち10機を、少し大きい737MAX10に変更する協定を締結しています。


3月10日、エチオピア航空の737 MAX8の乗客乗員157人が死亡しました。昨年10月にインドネシアで189人が死亡したのと同じ機種でした。


エチオピア航空の737MAX8の事故後、中国民間航空局(CAAC)は各航空会社に「ボーイング社と調査機関が航空機の安全を確認するまで、737 MAX8は運行を差し止めるべきだ。」と注意喚起を出しています。


ケイマン航空は更なる情報が来るまで、737 MAX8の運行を中止していると語っています。


インドネシアではガルーダ インドネシアがボーイング737 MAX8に付いて、追加的な検査を実施しています。同国の交通安全委員会は、ガルーダが運行している航空機を着陸させる可能性を議論することになると語っています。


シンガポール航空はその地域運行会社のシルクエアーが737MAXを使っており、緊密に状況を見守っているが、スケジュール通り運行しているとのことです。


ジェットエアー インディアとスパイス ジェットは「当局はエチオピアの事故後、ボーイングに情報を求めている」と語っています。


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現状ではやむをえないことではありますが、表面的な情報しか出てきていません。日本ではANAが737 MAX 8を30機、発注しているということです。

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