マレーシアでの生活2

MM2Hビザ取得までの話を今まで公開しましたが、その後のことについて、書いてみます。


マレーシアといえばゴルフの楽しみを抜きにしては語れません。当時住んでいた場所から車で5分ほどの場所にあるKLGCC(クアラルンプール ゴルフ&カントリークラブ)を購入し会員になりました。今、そこはTPCC KL (トーナメント プレイヤーズ カントリー クラブ KL)と名称変更しています。米国のTPCCというゴルフ組織と提携し、指導を受けて、ゴルフ場自体のレベルアップを図ろうとするための提携で、所有権が絡む話ではないようです。


TPCとの提携前に、米国PGAのCIMBクラシック、LPGAサイムダービーなど米国のツアーを招聘していました。ゴルフ場の価値も上がり、購入したときよりも50%ほど市場価値が上がりました。後にイポーに転居するに当たり、この会員権を売却するのですが、売買益は無税でした。PGAツアーでは、片山晋呉、松山秀樹、石川遼などの日本人選手、LPGAツアーでは宮里藍、横峰さくら、上田桃子、比嘉真美子、有村智恵などの日本人選手のほか、レキシー シンプソン、ステーシー ルイス、ポーラ クリーマー、などの有名選手も來馬し、写真撮影、サインのもらい放題で、いい思い出が財産として残りました。アジアンツアーのマレーシアン オープンの会場にもなり、日本人選手では小林正則、谷原秀人、市原広大、平塚哲二なども常連でした。今は会場はサウジャナに移っていますが。


ツアーのボランティアをして、各ホールのスコアを本部に連絡するオーキング スコアラーをやったり、ウォーキング マーシャルをやったりもしました。選手からゴルフボールにサインしたものをもらったり、片山晋呉からは手袋をもらったこともあります。


ナジブが首相を降りてから、PGAツアーは招聘されなくなり、ゴルフツアーの世界はちょっとさびしくなっています。KLGCC以外にテンプラーパーク隣のプランサン テンプラーというゴルフ場の会員にもなっていましたが、ここは住宅地にするとかの理由でクローズになり、会員権は払い戻しが実施され、実害はありませんでした。そのほかカジャン ゴルフクラブのタームメンバーでもありましたが、ここも住宅開発のためクローズされ、会員権はターム期間に応じて払い戻しされ、これも実害はありませんでした。


転居したKLのコンドは、今までの会社勘定のコンドとは異なり、住んでいる人には失礼ながら、かなり格落ちするコンドでした。立地条件がKL中心部まで近いということで選びました。駐車場は屋内にありましたが、ジム、テニスコート、プールは付いていませんでした。家賃は月2,500リンギで、家具付きでした。設備は落ちますが、特に不満はありませんでした。


買い物はミッドバレーのメガモールに近く、歩いて行こうと思えば歩ける距離でした。ただし、治安はあまりよくなく、同じコンドでメガモールに歩いていこうとした人が強盗にあった人が出たりしました。近くであっても、車で行かないと危険だということです。


メガモールはイーオン、をはじめ、カルフール(カルフール撤退後はイオンビッグ))のスパーが入居し、レストラン、飲食店、のほか、さまざまな小売店、ロビンソン、映画館、ボーリング場、が入る大ショッピングセンターでした。その後何年かして、ガーデンズというちょっと高級なモールがその隣にできました。狙う客層が異なるので、特にヒッチはないのでしょう、客層が広がったことで、むしろ客の数は増えたと思います。日本の伊勢丹も入居しました。伊勢丹はKL中心部のツンタワー横のスルヤKLCC、ブキット ビンタンのロットテンに続き3店目ととなりますが、ガーデンズの伊勢丹は食料品の扱いはしていませんでした。KLの他店との棲み分けと競合店とのバランスを考えたのでしょう。


ウエットマーケットと称する。野菜、果物、魚、あるいは肉類などを販売するマーケットも近くにあり、(近くといっても、車で10分ほど)週末にはナイトマーケットと称する夜市がバンサーで行われたり、買い物は近くで十分済ませることができました。バンサーはKL中心部に行かなくても、先端のファッションが集められていて、幅広い買い物に対応できる地域だったと思います。


住んでいたコンドの家賃は毎年更改する条件でしたが、コンドのオーナーから更改の都度、値上げを言ってきていました。ある年に、2,700リンギにしてくれと、強力に言ってきたので、転居を決断しました。転居地として選んだ先がイポーでした。オーナーはインド系でしたが、父親がパンコールで医者をやっているということで、実家は裕福そうでした。


長くなったので、この先は稿を改めて書かせていただきます。

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