ペナンでゴミ袋1枚50センへの値上げを検討

土曜日のレジ袋の有料化はマレーシア全体で広がっていますが、ペナンでは土曜日に限らず、レジ袋1枚に付き常時20センが徴収されています。それが1枚50センに値上げされるかもしれないということが問題になっています。このニュースを紹介します。記事原文は下記URLを参照してください。https://www.thesundaily.my/local/penangites-still-willing-to-pay-despite-no-free-plastic-bag-policy-MB737538


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“ペナン住民はレジ袋が有料になっても気にしていない”


ペナン当局は主にスーパー マーケットでのレジ袋の料金を現行の1枚20センから50センに値上げを決定する前に、関係者と議論を交わす予定にしています。


ペナン州の知事は次のように語っています。「ペナン政府会議で、値上げ提案を議論したが、実行前にもっと一般の人の意見を集めたい。レジ袋を優良にしても意に介さない人が依然としている。2009年にレジ袋を有料化して以来、今まで8~9百万リンギが支払われた。このことは1枚20センを払うことに対して、人々は全く意に介していないということを示している。」


これに先立ち、州の福祉ケア社会環境委員会長は語っています。


「レジ袋を減らそうとしてきたが、有料化しても減っていないので、値上げを検討している。20センを徴収するようになってから、消費者の50%はマイバックを持参するようになった。これは環境保全への高い関心の証拠だ。


我々がやってきたことは環境保全への小さな活動です。これとは別に、使い捨てのレジ袋ではなく、何回も使えるバックへの動きもあり、これはもっと進めなければならない。


全面的にレジ袋を使用禁止にするかどうかについては、関係者と議論しなければならない。もっと前に進めるべきときが来るだろう。時間をかけて新しい生活様式を見ることになるだろう。」
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小学生のころ、豆腐屋さんがラッパを鳴らしながら通りがかったときに容器を持って買いに行ったものでした。買い物に行くときは、麦わらで編まれた買い物篭をもって、出かけたものです。魚は薄く削られた紙状の木に包まれ、それを新聞紙で包んで、買い物篭に入れて持ち帰ったものです。


今は、衛生面や利便性から、プラスティックが使われるようになり、プラステックは木や紙と異なり、劣化しにくいため、ごみとして氾濫し、環境問題になっているということが発端で、容器としてのプラスティックを減らそうという動きが出てきていることはご既承の通りです。


そのためのレジ袋有料化ですが、思ったようにはレジ袋が減らないため、レジ袋を値上げしようということのようです。


消費者は支出とそれを対価に受け取る便益を天秤にかけ、便益が大きければ支出を続けるでしょうし、ペナルティー的に大幅に値上げすれば、当たり前のことですが、利便性は失われますがレジ袋は使わなくなるでしょう。


利便性を犠牲にするよりも、ごみ処理技術開発を進め、環境と両立する社会を作る方向に舵を切るべきではないかと思います。環境に悪いからあれは駄目、これは駄目というのでは、社会全体が萎縮してしまい、不便な世の中に戻ってしまうのではないでしょうか。

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