KLIAの評価低下

KLIAの略称で知られる、クアラルンプール国際空港の評価が年下げ止まらないというニュースを紹介します。記事の原文は下記URLを参照してください。
https://www.thesundaily.my/local/klia-continues-fall-in-ranking-XK738660


Quote


“KLIAのランクが落ち続けている”


スカイトラックスの世界トップ100空港リストで、KLIAは今迄で最も低い54位にランクされました。


最もいい時だった2001年には2位になっています。2012年まではなんとかトップ テンに留まっていました。例えば、2010年は5位でした。2013年からはどんどん順位が落ちて、14位に。2014年には更に落ちて20位、翌年は1ランク上がりましたが、その流れを維持できず、2017年は34位、2018年は44位になりました。


今年はシンガポールのチャンギ空港が1位になっています。


英国のコンサルタント会社のスカイトラックスによれば、マレーシア空港(MAHB)は昨年改装したが、旅行者の印象には残っていないということです。「トイレは昨年アップグレードされたが、旅行者に好印象を残すためには、もっとやらなければならない。古いスカイトレンがまだ使われているが、免税店の店員によればよく故障するとのこと。マレーシアのパスポート保持者のための自動ゲートが昨年できたことは認知している。


チャンギは今年1位にランクされたがが、新しい設備、新しいイベント、新しい技術、新しい飲食店が出来ているからです。」とスカイトラックスは語っています。


マレーシア空港は昨年「乗客の設備の全面的な刷新に取り組んでいます。国際的な順位の急速な低下に歯止めをかけたいのです。」と語っていました。


Unquote


KLIAは1998年開港しましたが、当時のマハティール首相の時代に着工したもので、全体設計が黒川紀章、施工を大成建設、竹中工務店の日本勢が実施したもので、完成当時は高い評価を受けていました。完成から10年もたてば、リノベーションをしなければ設備の劣化、陳腐化は否めず、どんどん評価が落ちていったということでしょう。


初めてKLIAに来たのは、会社の休暇でジャカルタからキャメロンに立ち寄って日本に向かう2006年のことでしたが、印象深かったのは偶然にも当時副首相のナジブと一番前の席で隣り合わせになったことです。スッチーが首相が乗るとか言って騒いでいたので、当時首相だったアブドラが乗るのかと思っていたら、副首相のナジブでした。


彼が左側の席に一人で座り、右側には私たち夫婦が座るという座席配置で、ナジブの後ろにはご一行様十数名が陣取っていました。何でも、日本で会議があるので出席するための出張ということでした。


同じビジネス席でも、いろいろなタイプがあるようで、そのとき乗ったのはフラットベットのタイプで、通常のビジネス席よりもグレードが上でした。当時のマレーシア航空が副首相に配慮して、飛行機を特別に手配したのかもしれません。ご相伴に預かれてラッキーでした。以上どうでもいい余談でした。


KLIAの印象としては、日本語表記がエアロトレンをはじめ、そこかしこにあって、うれしかったのを覚えています。今はもっぱらエアアジアでKLIAには行っていませんが、どうなっているのでしょうか?

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