客を乗せる運転手のプライド

4月7日(日)の夜に、KLIA近くで、従業員輸送バスががけから転落し、何人かが死亡したという事故がありましたが、運転手の行動について詳しい専門家からこれについての意見が寄せられていますので、紹介します。記事の原文は次のURLを参照してください。https://www.thesundaily.my/local/academician-calls-for-stricter-enforcement-of-traffic-rules-MA772970


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“交通ルールのより厳しい実践が必要”


マレーシア航空貨物の従業員43名が乗る従業員輸送バスが日曜日の夜に、KLIA近くの排水溝に転落し、12名が死亡した事故について、運転手の行動について詳しい専門家が語っています。


「道路の安全は、例えば、重車両の速度制限を時速90km以下に押さえるというような、交通ルールの厳格な実施によって高められる。実行の問題だ。


安全を確保するための交通法規制は既に十分整っているが、運転手の中にはルールを守らない人がいる。重車両の後ろには運行速度が書かれたステッカーが貼られているがそれが守られていない。


交通事故があると、必ずいかに道路の安全を改善するかについて提案がされるが、バス会社が現行のルールを守ることに焦点を当てるべきだ。例えば、日本は違った安全文化を持っている。日本のバスやタクシーの運転手は自分を”パイロット”と見ている。彼らは清潔な制服を着用し、もし2時間運転したあとに休息するように定められていれば、そうしている。それで乗客は安心して乗ることが出来る。」


国家道路安全評議会のメンバーの一人は語っています。


「交通事故による死亡や重傷者を減らすために、”道路交通安全管理システム”を取り入れるべきだ。”従業員バス”や従業員を運送するバスは彼らの生活様式の中で、以前は高速バスやツアーバスを使っていたが、最終的な足に通常なっている。当局は丁寧に観察していない。空港、病院、24時間操業の工場などで働く人がいるので、人が寝ている時間に従業員を輸送するのは避けられない。雇用主は従業員の安全を優先しなければならない。平均すると2人の従業員が通勤途中に毎日亡くなっている。


社会安全機構の統計では、2018年に35,195件の通勤途中の事故があり、昨年報告された業務上の安全と健康関連事故の72,631件の48%に該当します。


雇用主は道路安全の専門家を呼んで、バスの運転手と従業員が事故を避ける助けになる身を守るテクニックを紹介して、知識の共有を計るべきだ。専門家はまた、従業員と運転手に、いつもちゃんと車が走れるように車の整備をするためにメンテをどうやるかについて教育することも出来る。」


Unquote


従業員バスの運転手については、自家用車の運転手という扱いなので、路線バスや高速バスの運転手の様な管理はされていないということのようです。


日本の客を運ぶ運転手について言及されていますが、確かに日本の運転手は職業に誇りを持って仕事をしているのは感じられます。


最近、高速道路の運転の仕方を見ていて感じたのですが、全部の人がそうではないですが、中には運転の仕方が幼い人がかなりいるということです。


ウインカーを出さずに、車線を右に行ったり左に行ったりしたり、追い越し車線で右のウインカーを出しぱなしで運転をしていたり、まるで餓鬼のような運転をする人が結構いるのを感じました。ちょっと前に発生したペナン大橋での事故もあのような運転の結果起きたことでした。


車社会とはいいながら、車に本当には慣れていないということではないかと思います。私の学生時代にも、そのような運転をする人は確かに日本でも居たことはいましたが、今はまず、いないのではないでしょうか。


それと、再生タイヤが相変わらず多く使われているようです。イポーとプトラジャヤ間の往復僅か480kmで、タイヤの破片が飛び散っているのに何件も遭遇しました。

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