KTMBのメディア レポート

KTMBと称されるマレー鉄道はイギリスの植民地時代にスズを運ぶために建設されたのが起源ですが、現在はマレーシア政府が100%所有する国営の鉄道会社です。KTMBの正式名称はクレタアピ タナー マラユ 会社でマレー語の意味を分解すると、クレタは車両、アピは火でクレタアピで汽車ということになります。タナーは陸上、マラユはマレーという意味で、日本語としてはマレー鉄道ということになります。


そのKTMBがメディア レポートを発表しましたので、紹介します。記事の原文は次のURLを参照してください。https://www.thestar.com.my/news/nation/2019/04/20/17-people-killed-by-train-in-2018-says-ktmb/#yY3C2OHm4qkOVd0W.99



Quote


“2018年は列車事故で17名が死亡した“


KTMBはメディア レポートで次のような内容を発表しています。


「不注意等により、昨年は17名が列車事故で亡くなった。線路への侵入、中には契約作業員が自撮りしていて事故にあったというケースもあり、事故の原因は、様々です。KTMBの監視員はパトロールを増やして居り、昨年の12月末の時点で合計170名が、線路への侵入などで身柄を確保されています。


4年前には草刈作業の契約社員がネグリ スンビラン州のニライで自撮りしていて、通勤列車に轢かれて死亡しました。2017年にはクラン出身の兄弟が線路を横切っていて列車に当たり死亡しました。


17名の死亡者のほかに、家畜が列車に当たったケースが56件、設備や電線の盗難が86件、通過列車への投石が14件ありました。盗難にあった機材の修復と線路へ迷い込んだ家畜によるダメージの修復に20万リンギを会社が負担しています。毎月3件から8件の迷った家畜の事故が記録されています。線路のフェンスを壊して有罪になれば、最高1,000リンギの罰金か3ヶ月の収監、または両方が科されます。鉄道施設を壊して有罪になると、最高5,000リンギの罰金か3年間の収監、または両方が科されます。」


KTMBの営業距離は1,655kmで毎日108,352人、一月では3.29百万人を輸送しています。


Unquote


マレー半島で現在走っている長距離鉄道はKTMBだけです。列車本数は日本に比べれば僅かな本数で、日本の地方のローカル線のイメージでしょうか。


イポーとKLセントラルを結ぶ快適な特急列車が数年前から運行さるようになり、旅行者にとっても利用価値が出てきました。

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