がんの代替的治療

マレーシア人の死亡原因の1位は虚血性心疾患で、以下肺炎、脳疾患、交通事故、悪性腫瘍と続きます。日本と比べると、死亡原因としての悪性腫瘍の割合が低いことが注目されます。


ど素人の私見ですが、日本では高血圧の基準を引き下げ、高血圧症患者数を故意に作り出して降圧剤を服用させる動きがあり、これが虚血性心疾患数や脳疾患数を減らしている反面、がん患者を増加させているのではないかと危惧しています。私としては数年前から血圧は全く気にしないようにし、降圧剤の服用は中止してしまい、血圧計も捨ててしまいました。心疾患や脳梗塞で死ぬ方が、がんで死ぬよりもましという結論に至ったからです。


さて、マレーシアでは死亡原因としてのがんは少ないのですが、がんに対する保健副大臣の見解を紹介します。記事原文は次のURLを参照してください。
https://www.thesundaily.my/local/do-not-seek-alternative-medicine-as-primary-cancer-treatment-dr-lee-AE1071057



Quote


“保健副大臣:初期のがん治療として代替的な薬を求めるな”


保健大臣は次のような見解を発表しています。


「初期のがん治療として代替的またはホメオパティック療法を採るべきではない。これまでのところ、ホメオパテック薬品が、病院での治療と比べて、効果的であると証明した調査はない。


例えば、乳がんについて、手術、化学療法、放射線療法、特定の薬品は患者の生存率に明らかに貢献していることを科学的証拠が示している。


患者は病院での標準的ながん治療を受けて、その補助として代替的な治療が使われるということを理解すべきだ。


病院での治療とは別に、家族、コミュニティが、がん患者が困難な時期を体験しているのを助けることが重要だ。」


国立人口および家族発展委員会長は次のように語っています。「受け取ったデータによると、2007年に無料のマンモグラフィー プログラムを始めて以来、6月待つまでに、たった368,786人だけがプログラムを利用した。人種の内訳は、中国人43%、マレー人39%、インド人9%だった。検査を受けたうち、39,861人は再検査が必要、705人ががん、残りはなんでもなかった。女性は病気の兆候についてもっと注意を払い、がん検診をもっと受けてもらいたい。」


Unquote


ホメオパシー療法とは、“同種のものが同種のものを直す”という原理で、大量の水で希釈したものを患者に与えるという療法です。その有効性については肯定意見、否定意見など様々な見解があります。


がん治療に用いられる抗がん剤の使用は激しい副作用を惹起し、患者の体力を消耗させ、命を逆に縮めているのではないかという主張もあり、最終的には患者本人の選択ということになるのでしょう。

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