MM2Hの香港からの申請者も基準を満たさなければならない

マハティール首相出席のもと、8月26日に世界観光会議が開催され、その場での香港住民のMM2H申請問題についての観光省の総部長の発言を紹介します。記事の原文は次のURLを参照してください。https://www.thesundaily.my/local/hong-kong-residents-welcome-but-mm2h-screening-applies-CA1301703


なお、第5回目となる世界観光会議は、3日間にわたりKLで開催され、マレーシアの観光政策が討議されますが、討議結果が公開されるかどうかは不明です。


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“香港住民は歓迎するがMM2Hの申請基準が適用される”


観光省の官房長官が、2019年の世界観光会議開催に先立ち、記者団に次のように語っています。


「抗議の渦中にある香港の住民がMM2Hプログラムに申請するのは歓迎するが、通常の審査を受けなければならない。申請は最終的には内務省の判断による。彼らは大歓迎するが申請は純粋なものでなければならない。つまり、何かから逃避するものであってはならない。


勿論、我々は背景をチェックする。不正やプログラムの目的にそぐわなければ、内務省が情報を把握すると思っている。」


2015年に出来たプログラムは内務省と観光省によって、運用されており、申請の取り扱いについて、一定の過程があります。


香港からの申請者数が今年251件で、昨年は191件が承認されたというレポートに対して、同長官は語っています。


「今の段階で、突然増えたとは敢えて言わない。私はまだ記録を見ていないが、彼らがマレーシアに来ることに興味を持っている、香港からの新規の申請者であれば、歓迎する。


観光省は、この種のもので世界で最も進んだMM2Hプログラムに役立つ自動システムの導入を計画している。」


観光相は最近、MM2Hについて次のように発言しています。


「131カ国43,943人が許可され、中国人は13,892人、ついで日本人4,882人、バングラディッシュ人が4,187人、英国2,729人、南朝鮮人2,568人です。」
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MM2Hが受け入れを想定している対象は、一定以上の経済的バックグランドをもった人であって、マレーシアの経済に貢献できる人だけが対象であり、もとより、行き場を失った難民は対象外であることを明確にしています。難民や経済的基盤のない人の長期滞在を認めてしまうと、国のお荷物になりかねないからでしょう。国として当然のことです。自国の富を犠牲にして他国の人の面倒を見る義務は当然ありませんから。

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