売れ残りの高級住宅購入者に国籍はださない

売れ残っている高級住宅の購入者に国籍、PRを与えることはないと、ワン アジザ副首相(次期首相と目されるアンワルの妻で、PKR副総裁のヌルル・イザ・アンワルの母)が語っているので、その発言の概要を紹介します。記事の原文は次のURLを参照してください。https://www.thesundaily.my/local/no-granting-of-citizenship-for-foreign-home-buyers-under-mm2h-wan-azizah-XI1390653


MM2Hにかかわりのない発言内容は省略しています。


Quote


“ワン アジザ:MM2Hで住宅を購入した外国人に国籍を与えることはない”


副首相の発言は、MM2Hプログラムでの高級住宅を購入した外国人に国籍を与えるのかどうかの人々の関心に応えたもので、以下の通りの発言をしています。


「政府は、一定の条件の下で、購入予定者に10年のビザを与えることを考えているだけだ。マイカド(IC)、PR(永住権)を与えることはない事を、内閣でレベルで討議する。


MM2Hプログラムに興味ある外国人は、国への貢献として、流動資産を持っていなければならない。また、住宅購入キャンペーンは、中国や香港だけに限定しているものではなく、オープンだ。」


最近、住宅地方自治相が、国の経済復活の方策の一つとして、売れ残り高級住宅問題を解決するため、MM2Hでの外国人購入者に向けた、住宅購入キャンペーンを提案していました。


Unquote


高級住宅を購入したからといって、国籍やPRを与えることはないという基本方針が明確に示されたという事です。


外国人がマレーシア国籍を取得する道は法的にはほぼないといっていいと思いますが、PR(永住権)を取得する道はあります。


私の会社の先輩が、マレーシアに勤務後、定年退職し、関係先のマレーシアの某自動車メーカーに就職しましたが、その後70歳でようやくPRを取得したということがありました。


PR取得で考慮されたのは、マレーシアでの勤務実績、納税実績、国への貢献度だったようです。高級住宅を購入したからといって、PRを取得できるなんてありえません。ただ、一定額以上の投資をした場合、傑出した能力の保有者にはそれだけでPRを与えられることがあるようです。


PRを持っていれば、労働は自由で、いちいち、ワーキング ビザを申請することはないというメリットはあります。


マレーシアの国籍取得困難さに比べて、日本はなんと甘いことか、日本が壊されていく危惧を覚えます。

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