新ガソリン価格スキームは延期

マレーシアらしいといえばマレーシアらしい話ですが、来年1月1日から実施されると発表されていたガソリン補助金システムの期限を定めない延期が発表されたので紹介します。記事の原文は次のURLを参照してください。https://www.thesundaily.my/local/targeted-petrol-subsidy-scheme-postponed-indefinitely-AA1839406


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“的を絞ったガソリン補助金システム延期”


新年から始まる予定だった対象者を絞ったガソリン補助金プログラム(PSP)が期限を定めない延期となりました。


国内通商消費者問題相は声明で次のように語っています。「登録すべき補助金受領者と、メカニズムに対する公衆への説明に時間が必要なため、こういうことになった。12月18日の閣議でPSPの1月実施が決議されたが、後日通知されるまで延期する。公衆に対しさらなる説明を要することと、プログラム実施に備えて、公衆に準備させるための時間の猶予ができる。延期により、財務省による資格ある中間所得層(M40)の登録手続きができることになる。補助金プログラムの保留により、現行のガソリン価格を引き続き一般の人は享受できることになる。」


現在RON95とディーゼルはそれぞれ、リッターあたっり2.08リンギ、2.18リンギにキャップがはめられ、RON97は世界市場価格に基づく変動価格となっています。


10月7日に政府は、政権公約に沿って的をしぼったガソリン補助金を実施するため、2020年1月1日からPSPを導入することを発表していました。


財務相は2020年予算説明で、その目的に24億リンギを割り当て、B40(低所得層)とM40(中間層)のマレーシア人の恩恵に資すると語っていました。
このスキームの下で、生活補助受給者のB40(低所得層)の人たちは車を保有していれば月30リンギ、二輪車を保有していれば月12リンギが4か月ごとに銀行振り込みで受け取ることができます。M40(中間所得層)はK95カードを受け取り、毎月車の場合は100リッターを上限として二輪車の場合は40リッターを上限として30センの補助が出ます。政府は以前PSP実施後、RON95とディーゼル価格は世界市場価格になるまで少しづつ引き上げられると語っていました。


Unquote


準部不足で実施延期ということのようです。私の目から見ると内閣がぶっ飛ぶくらいの政権としては失態だと思いますが、マレーシアではこんなことは日常茶飯事なので失態のうちには入らないという認識でしょうか?

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