順法度は?

MCO5日目の記事を紹介します。(提灯記事かもしれませんが)記事原文は次のURLを参照してください。https://www.thesundaily.my/local/more-people-likely-to-comply-with-demand-to-stay-home-MY2166842


Quote


“外出を控える要請に対してより多くの人が従っているようだ“


活動を控え、外出をしないという要請により多くの理解が得られ、MCO5日目は順法の高まりが期待できる。


さらに日曜日の午前0時から人々が外でうろつかないように、MCO強化を補助するため軍隊も展開されました。


政府にとってMCOの主目的はほかでもなく、チャイナ ウイルス感染の輪を止め、または打ち破ることにあり、この恐ろしいコロナウイルスがないマレーシアにすることにあります。


したがって、MCOを軽く受け止め、さらに悪いことには完全に無視するどんな言い訳もあってはなりません。


政府は外出しないで、というたった一つのことをお願いしているだけです。


3月21日までには、首都と他の全国の主要都市はMCO実施以前と比べて、だんだんゴーストタウンになってきています。それは人々がMCOを真剣に受け取っているという証拠です。順法精神のレベルがMCOの残りの期間を通じて上がっていくことを期待します。


上級大臣は「MCO期間には、一人のみが外に出て必要な用事を済ませ他の大事な用事をすることができる。」と語っています。


3月20日にはペルリス州の皇太子は、州内の人々に対して、つべこべ言わずにMCOに従うように言明しました。そしてそれは残りのマレーシア人も従うべきだと言っています。


全国の州当局はMCOに従い特定の小売店や事業だけに操業許可を認め、取り締まりを強化しつつあります。


許可を得ているのは雑貨店と24時間営業のコンビニですが、それぞれの州で決まった営業時間まで開店しています。


クランタン、トレンガヌ、パハンは規制時間が最も早く、午前7時から午後7時または朝7時から午後6時の営業が認められています。


スランゴール、マラッカ、ペナンは今日からこれに追随すると予想されます。


他の部門でも、MCOの影響を最小限にするため、自らの手段を取っています。例えば、クランタン マレーシア大学(UMK)では、キャンパス内の寮にいるすべての学生に、1日2回無料の食事が提供されます。


セランゴール福祉委員会(LZS)は、生活がMCOによって影響を受けている特にホーカー、小規模業者、低所得者に特別予算15百万リンギを確保し、日々の医療費の緊急割り当てに資しています。


これらの処置はマレーシアがチャイナ ウイルス感染から逃れるためのMCOの実施を行う政府を援助するために行われるものです。


Unquote


これはベルナマの記事を引用したものですが、編集者の意見ということでしょう。


なお、今の新型コロナウイルス感染症のネーミングについては、1月初めまでは、「新型コロナウイルス」それ以降は「武漢肺炎」、「武漢ウイルス」などと呼称され、WHOが「コービット19」という名称を採用してからは、マレーシアでは「コービット19」という名称をほとんどの人が、というよりもほぼ全員が「コービット19」を使用しています。しかしこれは中国との関連付けを消し去りたい中国の意向を受けたWHOの忖度によるものと推察されるので、あえてこの名称は使わず、武漢肺炎、武漢ウイルス、そしてトランプが言い始めたチャイナ ウイルスという名称を本ブルグでは使用します。


軍が出動するという重々しい事態が想像されますが、実体としては警察の補助という位置づけで、MCOに対する順法へのこけおどしという感じでしょうか。


それのしても、MCOによって、働かなくても決まった収入の補償がある人を除いて、日々の現金収入で暮らしを立てている人にとては、死活問題になっているのではないでしょうか。


14日間も休業してマレーシア経済は持つのか心配になってきます。日本と違い、国債は外貨建てであり、その返済に窮することがなければいいのですが。


思い返せば1997年の通貨危機も外貨不足が発端で起きましたが、状況としてはその時に似てきているようにも感じます。あの時はタイバーツが3分の1になり、マレーシア リンギも半値以上下落し、他のアジア通貨も軒並み下落しました。そのような状況になることは十分考えられます。いつでもUSDと交換できるハードカレンシーのボラティリティはある程度の変動はあっても、許容範内に収まるはずですが、アメリカが金利を大幅に下げてもUSDが下落しないということは、他のアジア通貨の下落が進むことが十分考えられます。(これは私の予想であり、必ずそうなるということではありませんが)


金利よりも為替という時代が招来する可能性大です。高金利にひかれたソフトカレンシーの所持は期間性が高いことを改めて念頭に置く必要があるときが来ているような気がします。


世界が大きく変わるような予感がしています。

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