追憶

マレーシア情報と関係ない話題で恐縮ですが、youtubeを見て、感じたことを書かせて
いただきます。それは日本の昔の歌謡曲を集めたもので、それが流行していた時代が思い出されてしまいました。


その時代は私の学生時代です。大学に入った年の6月に、医学部で医者見習いの研修生の待遇問題で、全学がストライキに突入してしまいました。大学に入ったときは、長い受験勉強から開放され、新しいことにチャレンジしようと前向きであったと思います。これから存分に遊ぼうという気持ちももちろん、あったと思います。


ストで授業がなくなり、放り出された格好です。学生はクラスごとに集まって、討論会を行ったり、グループに分かれて読書会などを実施してすごしましたが、いかんせん、授業がなくなったので、時間をもてあますことになります。マージャンに明け暮れたり、喫茶店でだべっている時間が多くなりました。昔、銀座に銀パリという、学生でも入れる料金で、歌を実演する店があり、そこに岸洋子などのシャンソン歌手も出場していました。シャンソンが中心ではありませんが、その当時に聞いていた歌の特集みたいなものをyoutubeで聴いたのです。それで、そのころのことが思い出されたのです。


今は亡くなってしまっている人も歌手の中にはいますし、私も来年帰国し、しばらくするすると、後期高齢者に分類されます。他人の人生を勝手に分類するなという気もしますが、客観的に見て残命期間も限られた期間であることは間違いないでしょう。


それから後の時代の歌も別の編でやっていたのですが、やはり感動したのは、学生時代に聞いていた歌でした。就職してから、不幸だったというわけではないのですが、学生時代のような自由はなく、何かに囚われていたように感じます。その時代の歌にはそんなに感動することはありませんでした。

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