気付かなかったパンク

早朝、家から車で15分ほどの距離にあるUTCビルに買い物に行こうと車に乗り込みました。その時点で特に違和感は感じなかったのですが、車を走らせるたびに、少し異音が出ているのは感じましたが、ハンドルを取られることは無く、通常通り、走っていました。


ビルの近くで駐車させたのですが、人(マレー人)がなんか叫んでいます。なんて言っているのか、正直分かりません。そのまま行き過ぎようとしたところ、隣に車を止めた中国人が、車を指差してパンクだと教えてくれました。車を見て初めて前輪右がパンクしていることに気付きました。


パンクに気付いたところで、買い物が先だとまず買い物に向かいました。一通り買い物をして車に戻り、とりあえずスペアタイヤを取り出すことから始めました。結構スペアタイヤは重いものです。そうこうする内、先ほど隣に車を止めた中国人が戻ってきました。


パンクを修理するための工具を探そうとまごまごしているうちに、その中国人が自分の車から工具を出して手伝ってくれました。まずパンクしたタイヤの取り外しが先で、それからジャッキで車を落ち上げて、スペアタイヤと交換するという手順です。中国人の助力も会って短時間でタイヤ交換作業は終わりました。


別れ際に、「タイヤの点検をしてもらうまでは、スピードを出さないように。」という注意までしてくれました。なんて親切な人なんでしょうか!


中国人といえば、動かなくなった車を持っていって整備点検して貰ったときも、GRABで間違った場所に連れて行かれ、中国人に助けられて正しい場所まで車で送ってくれたこともありました。


変な人も中には居ますが、概ね人に心配りできるやさしい中国人は多いです。


これまでの自分の人生で多くの人に助けられたことを実感しています。


子供時代から振り返ってみると、学校はすべて公立なので、税金で、したがって皆さんのお金で教育して貰いました。小中学校は区立、高校は都立、大学は国立で、すべて公費によるものでした。商社に勤務していたので、自ら物を生産することなく、人が作ったものを動かして付加価値を付け、幾分かの口銭をもらうのが仕事でした。人の褌で相撲を取っているようなもので、ここでも多くの人に助けられました。これに対して、何か恩返ししたのか?


まだまだという感じがぬぐえません。

×

非ログインユーザーとして返信する