定期預金引き出しに銀行に行ってみて

移民局からのMM2H用定期預金引き出しに関するリリースレターを持って、銀行に定期預金を引き出しに行きました。


銀行によると、「移民局に確認を取るので、1日待ってほしい。」とすぐには引き出せないということと、さらに、「満期が来ていない5年定期なので、その間に支払い済みとなっている金利を元本から引きます。」ということでした。


日本と比べて高金利なので、金利が累積するとかなりの高額になります。その場では、早くマレーシアとは縁を切りたいので「いいですよ。」と言いましたが、あとでよくよく考えてみると、引かれる額は日本とマレーシアを往復する航空運賃よりもかなり高額です。それだけ高金利をエンジョイしてきたことになります。そのツケが回ってきたという感じです。


定期預金の満期日は2年半先の7月です。満期日にマレーシアに来て満額を受け取るのもいいかなと思い始めました。そのときまで普通預金も置いておく必要があります。
即引き出しと満期まで待つのと、どっちが有利かを考えれば、諸経費を差し引いても満期まで待つほうが有利です。あの場では「いいですよ。」と言ったが、それを撤回し、定期預金の自動更新を取りやめ、満期に引き出すことに訂正することにします。
日本であまったリンギをどうするかを検討していたので、これはこれで支障はありません。


銀行の論理も分からないではありません。5年の約束で預かったものを、その途中で引き出されたら資金運用に支障をきたします。途中で払った金利を返せ、というのは尤もではあります。理にかなっているので頷くしかありません。


その後、持ち帰って数字を検証してみたところ、定期預金は前の証書の満期日、2021年7月11日に60ヶ月定期預金に自動更新されていて、満期日が2026年7月11日になっています。金利は当時のマーケットの低金利を反映していて計算してみると、年利2.01%です。


それ以降、利払いは2022年1月11日、同7月11日、2023年1月11日の3回実施されており、合計4,686リンギの利息を受け取っています。途中解約するならば支払った利息合計4,686リンギを元本から差し引くというのが銀行の主張です。銀行も2.01%という低利の調達金利を逃ししたくないのは当然の行動でしょう。企業としては当然の主張です。


更新日であった2021年7月11日には日本に帰っており、自動更新を止める手段はなく、今となっては覆す手段がありません。損の最小化、利益の最大化のためには、定期預金を解約せず、満期日の2026年7月11日まで引き出しを待つのが最適行動だと思いなおしました。


しかしよく考えてみると、2.01%PAという低金利で為替リスクを負ってまでこのまま、満期まで置いておくのも得策とは思えません。ペナルティーを払っても解約すべきであると思い直しました。


"To be or not to be. That is the question."の心境です。


日本でUSD預金で運用するか、円にかえて株で運用するほうがよっぽどマシであると思っています。それによって、USD送金するか、円で送金するかを決定します。


判断がコロコロ変わります。

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