留守宅を維持する利害得失

4月12日にマレーシアでゴルフを再開しました。今回、日本ではゴルフはやらなかったため、最後のプレーは3月9日でした。1ヶ月以上のブランクがあったことになります。スタート時間をずらして遅くしたのと、SUKMAの準備なのか、ラマダン入りを前にした駆け込みなのか、バギーが多く、混んでいたこともあって、プレー時間が通常よりも2時間近く多くかかりました。プレー時間がかかりすぎると、炎天下での体力の消耗もあり、遅い時間でのスタートでの18ホールプレーを継続するのは考え直すべきかもしれません。


さて、日本帰国時に思い至った、日本を離れていることに伴う諸問題に付いて気が付くまま書いてみたいと思います。


私は2005年のジャカルタ勤務時から、日本の家を離れ、時折の一時帰国時を除いては日本の家は使っていません。2005年に日本を離れるとき、次男夫婦が住んでくれることになりましたが、2012年にその次男が海外勤務で、家を離れることになり、それ以来、空き家状態です。空き家状態になってすでに6年です。


誰も住んでいないと、家の傷みも進み、大量の除湿剤をセットしていくのですが、畳にカビが生えたり、水道のパッキングの劣化や、使っていなくてもガス給湯器の劣化が進むため、日本を発つときは水道の元栓を締めておかないと、思わぬ漏水で高額の水道料金を負担することになります。(経験済み)


家を売ってしまい、本帰国したときに新たな住居を購入することも選択肢の一つではありますが、一時帰国時に住む場所が確保されない、家財道具や大量の持ち物をどう保管するのかなどの、新たな問題が出てきます。MBAなどでよく出てくる、“Make or Buy”という意思決定のツールがありますが、それと似たシミュレーションを設定して、利害、得失を考えてみました。


家を売却した場合のメリット:
              家のメンテをする必要がない。
              売却代金が入ってくる。
              固定資産税の支払いから解放される。
同 デメリット:
              家財道具を保管する場所を確保する必要がある。
              一時帰国した際に住む場所を手当てしなければならない。
              時折届く郵便物の受け取りができない。
              運転免許証の住所が問題になる。
              本帰国した際に住む場所を確保する必要が出てくる。  


これを項目ごとに数値化して、意思決定のツールとするのですが、利害得失を考慮した結果、そのまま家を維持するという結論となっています。


これ以外にも、まだまだ多くの課題があり、次回以降でも考えていきたいと思います。

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