ワン マレーシアはゴミ箱へ

“サトウ マレーシア”というスローガンがあります。英語にすると“one Malaysia” ,
日本語にすると、“マレーシアは一つ”あるいは“一つのマレーシア”ということになるのでしょうか。


ほかでもない、ナジブ前首相が2009年に首相に就任したときに採用したスローガンです。その意味するところは、マレーシアはマレー人、中国人、インド人、その他の民族からなる多民族国家ではあるが、国としては一つの国家なので、一つの国家としてまとまろう、というコンセプトだと解釈されていました。


しかし、導入当初からこのコンセプト自体は不人気だったと思います。実態はマレー人以外の諸民族には同調を強いるが、民族による制度的な差別は温存され、マレー人以外の民族はそんなまやかしに素直に騙される人はいなかったのではないでしょうか。ギブ &ギブのスローガンに他ならないからです。


この騙しのコンセプトを取り外す動きが、一部で出てきています。これに関する記事を紹介します。記事原文は下記URLを参照してください。http://www.thesundaily.my/news/2018/05/19/1malaysia-logo-taken-down-labuan-utc


引用はじめ
希望連盟(PH)による連邦政府の組成10日後に、ラブアン島パサールセントラルのUTC(都市改革センター)に掲げられていた2つの“サトウ マレーシア”の巨大ロゴが取り外されました。5月19日早朝から、高さ11.5m、幅5.7mの2つのロゴの取り外し作業が開始され、午後2時に完了しました。


責任者は次のように語っています。「5月14日にだされた財務省の国家戦略部隊が発行した指示に従って、作業を実施した。全国にある全UTCの前首相、前知事、の写真も含めて撤去することになる。」


“サトウ マレーシア”のコンセプトはナジブ前首相が始めたものです。


ラブアンの情報局は連邦領土管轄地すべてから、先週以来、“サトウ マレーシア”に関連した6件の看板も同様に取り外しました。


引用終わり


“サトウ マレーシア”はUTCだけでなく、政府が関係した様々な分野で使用されてきました。例えば“サトウ マレーシア”クリニック、“サトウ マレーシア”国民市場などとして“サトウ マレーシア”が使われてきました。このロゴはバッチなどにも使われ、ナジブ政権の象徴ともいえるものなので、早晩これは使われなくなっていくと思われます。

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