11歳の少女が結婚?

マレー人の41歳の男性が、タイ国籍の11歳の少女を第三婦人として、タイで結婚した?とされることに対して、様々な反応がソシアルメディアに寄せられている中、副首相のワン アジザは、「イスラム法の許可が無いので、この結婚は無効だ。」と主張しています。


イスラム法では結婚の最低年齢は、男性18歳、女性16歳となっています。同相は女性の最低年齢を18歳に引き上げるべきだという主張もしています。


このような中にあって、当該男性の記事が出ていますので紹介します。記事原文は下記URLを参照してください。https://www.thestar.com.my/news/nation/2018/07/01/i-will-remain-married-to-11yearold-says-41yearold-man/


引用はじめ
11歳の少女と結婚した男性は、「結婚に対する反対が強くなっているが、結婚は続ける。駆け落ちはしなかった。逆に、結婚は彼女の両親も同意しており、6月18日に南タイのスンガイ ゴロックで行われた結婚式には両親とも出席した。
彼女が16歳になる5年先に、結婚証明を得て、一緒に住むことを約束した。


私が第3婦人と結婚したので、ソシアル メディアによる根拠の無い、ばかばかしい非難が起こったことにがっかりした。これらの不正確な批判に対して、法的措置を取るべく、注意深く見ています。


結婚の前に、彼女の両親に会い、結婚を保留しておくことを互いに同意しています。」と主張しています。


結婚の保留とはカップルが結婚したが、新郎新婦の家族の同意の上で、一定期間一緒にはすまない状態を言います。


彼は更に主張しています。「第一婦人と第二婦人の反対で、結婚は解消されたという話は違います。両名とも離婚することを主張してはいませんし、第三婦人として受け入れています。」


引用終わり


この男性の主張によると、結婚ではなく、実態は結婚の予約ということのようです。婚約には年齢制限は無いはずなので、ことさら問題にすることもない、たわいない話のようです。


しかし、この背景には人身売買の要素が見え隠れしているように思えてなりません。


一方でソシアルメディアの無責任さが分かる事例でもあります。副首相も婚約と実際の結婚を混同し、あらぬ批判に乗せられてしまったようです。

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