TNBの電力料金

TNBとはテナガ ナショナル  ベルハード(国営電力会社)ですが、マレーシアの電力事業を担当する独占会社です。


毎月一定日に、メーターを検針し、前月との差額を使用されたと看做して、請求書が発行されています。


メーターの読み取りに過誤があった場合、過誤のまま請求書が発行されていきます。その体験談を以下紹介します。


既報のとおり、5ヶ月間,私はマレーシアにはいませんでした。その間使用した電力量は冷蔵庫1台の維持電力ぐらいで、他の電気類はコンセントからはずしておいているので、ほぼ毎月一定のはずです。冷蔵庫の使用電力は多少のばらつきは見込めるものの、ほぼ一定のはずです。


今回の留守の期間の使用電力量の推移を見ると、
7月:85 kwh
8月:55 kwh
9月:41 kwh
10月:494 kwh
11月:48 kwh
となっています。
7月の使用量が他の月よりも多くなっていますが、実質的には6月の使用分の一部が7月に含まれているからです。
これを見れば10月の使用量が異常なのは明白です。10月はマレーシアにいなかったので、使用量は大体40kwh ~60KWHの範囲に収まるはずです。


ちなみにマレーシアでは請求金額が20リンギ以下(使用料が約91.7 kwh以下)の場合は支払いが免除されます。


TNBのカスタマーサービスにクレームし、メーターの読み取りの再チェックを依頼したところ、3営業日目にTNBの担当者から電話があり、“明日チェックする”とのこと。チェックした結果に付いては何の連絡も無いまま、11月の請求書で、10月の請求金額を取り消してくれていました。「間違った理由ぐらいちゃんと説明しろよ。」とも思いましたが、ここはマレーシア。日本的な考え方は通りません。


どうしてメーターの読み違いをしたのかチェックしてみたところ、当月のメーター数値が88,056であるべきところ、88506と読み違えたのか、タイプミスをしたのかは分かりませんが、間違っていたということのようです。その差は450kwhにもなります。その結果、本来支給額は0であるべきところ、179.95リンギの請求書が発行されていました。支払い実行前にちゃんとチェックしておいてよかったと思いました。


このような極端な例は珍しいことだとは思いますが、実例として紹介しました。

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