コメ

マレーシアで一般的に売られているコメはインディカ種で、日本で食べられているジャポニカ種とはコメの長さからして違います。私は食貧乏で味の差があまり分からないので、コメなんて何でもいいという考えですが、それでもジャポニカ種を常食としています。


先日コメを買おうとしたところ、ジャポニカ種が見つからず、やむなくタイ米(インディカ種)を購入してみました。イポーではジャヤ グロサーに行けば、確実にジャポニカ米が売られているはずですが。


タイ米には経験上あまりいい印象はなく、後で虫が湧いてきたりして、ろくに食べずに廃棄処分にした経験があります。その経験を踏まえ、タイ米の中で最も高い(と思われる)“ロイヤル サイアム”という5kgの真空パックを購入してみました。真空パックならば虫は湧いてこないと思われるし、値段が高ければコメの質もいいはずという期待をこめて購入しました。


コメを洗ってみると、コメの質の良さは分かりました。コメの粒が揃っていて、混じり物は一切なく、見るからに高級品らしい顔をしていました。ちなみに5kgで42リンギ位でした。日本で5kgのパックを購入すると安売りで1,400円ぐらいで買えるものもあるので、42リンギといえばマレーシアではかなり高めのものです。


炊飯器に入れて炊いてみると、インディカ種独特の匂いがしてきました。昔の上司でインドネシア駐在が長かった人が、この匂いがいいと言っていましたが、それには首肯できませんでした。いやな匂いではないですが、ご飯の匂いとしては好きにはなれません。しかし、高級品ゆえか、その匂いもどこかかぐわしい感じがしてきました。


通常の水加減で炊いてみたのですが、インディカ米の常として、どこかパサパサ感があるのは否定できません。食べてみると、パサパサ感はあるものの、それを別にすれば、匂いもなく結構おいしいご飯でした。水加減を少し多めにすればパサパサ感が少し和らぐかもしれません。今度、水加減を調整してトライして見たいと思います。

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