マレーシアは安全な国?

マレーシアは安全な国なのか?という疑問を持つ日本人は多いと思います。帰国時に「マレーシアに滞在中です。」と言うと、大体この質問を受けます。マレーシア人以外の一般人にとって、マレーシアがイスラム教国であるということ、中国人とマレー人との抗争の歴史などを思い出して、マレーシアが安全だと考える人は少ないかもしれません。


この問題についてのニュース記事がありましたので、その概要を紹介します。記事の原文は下記URLを参照してください。
https://www.thestar.com.my/news/nation/2019/01/17/lee-urgent-measures-needed-to-tackle-problem-of-public-s-perception-on-security/#HLSpBF3Js9K2gCdE.99


Quote
1月16日に警察の刑事部長は次のように発言しました。「昨年の犯罪指数は11.9%下落したが、安心安全に対する国民の認識は変化がない。このようなマイナスのイメージの理由を調べるため、独立した組織に調べてもらうことを警察は考えている。」


この発言を受けて、1月17日に、マレーシア防犯協会(MCPF)の上級副会長は次のように発言しています。


「国民の安心安全に対する認識問題に取り組むための緊急手段をとる必要がある。国民の安心安全観がなぜ変わらないのかを分析を独立組織が行うという、警察の動きは歓迎するが、すべての組織もその役目を果たすべきだ。


安心安全観に変化がない主な理由の一つはメディアでしばしば流される犯罪の話だ。SNSで拡散される犯罪の話も、ほとんどの人が犯罪の犠牲者であった経験を持っているので、人々の関心を惹く。


翻って、政府は2020年までに安心安全観を60%にするという一連の手段を計画していた。その目標には、あと約1年しかない。


警察やその他の政府機関も、安全観を増すために対策を採ることが大事だ。採るべき対策の一つとして、様々な政府機関の協力と技術の活用で、レポートの処理時間を8分に減らすことだ。


捜査と情報収集も引き上げられなければならない。その結果、技術の発展と見合ったものになる。例えば、犯罪多発地域での監視カメラの設置などがある。


警察は国民の信頼を得る為に、他の取り締り組織、地方自治体、NGO、民間企業との協力を強化しなければならないし、それがより早い情報共有を達成することになる。


警察と国民との継続的な接触も必要となる。そのような相互活動が信頼関係を産む。警官がパトルールしているのを見れば、国民の不安は低下する。国民の無関心な文化をなくし、どんな犯罪でも疑わしい行為でも即座に警察に報告して欲しい。みんなが自分の役割を果たせば、安全に対するマイナスの観念は減少する。」
Unquote


マレーシアの安全度は感覚的には日本に比べて低いと思います。犯罪を許さないという気分に欠けていて、法を守るのが当然と教え込まれてきた日本人は戸惑うことが多いと思います。みんなで渡れば怖くないという雰囲気があふれていて、一方通行違反を止めることもないし、二重駐車、三重駐車は平気でやります。バイクの交通法規無視はやり放題で、その延長として、引ったくり、盗み、ごみのポイ捨てなどが横行し、言っちゃ悪いけれども、民度は低いと思います。


日本に犯罪がないとはいいませんが、マレーシアに比べれば民度はかなり違うといわざるを得ません。

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